しかし、声明ではそれ以上の詳細は明らかにされなかった。この撤退が、ガザ地区住民の半数が避難しているガザ地区南部の都市ラファをイスラエルが攻撃しないことを意味するのかどうかは不明だが、イスラエルの指導者らはハマスを排除するために攻撃が必要だと述べている。
イスラエルの地上部隊はガザ南部から撤退していると言われている。写真：日経
この撤退は、エジプトが停戦合意と人質解放を目指した新たな協議の準備を進める中で行われた。具体的には、カタールとエジプトの仲介者は、ガザに残る人質129人のうち一部を返還できる合意に達しようとしている。
ガザ地区最南端でエジプトと国境を接するラファは、イスラエルとハマスとの戦争による砲撃を逃れて他所に逃れた100万人以上のパレスチナ人にとって最後の避難場所となっている。
イスラエルの統計によれば、10月7日のハマスによる攻撃で250人以上の人質が取られ、約1,200人が死亡した。ガザ保健当局によれば、イスラエルによる6か月に及ぶガザへの軍事攻撃で3万3100人以上のパレスチナ人が死亡した。
ブイ・フイ（ロイター、日経）
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