エルドアン大統領は、米国がシリアでトルコの武装ドローンを撃墜したことを受けて「必要な行動」を取ると誓った。
「この事件は我々の国民意識に深く刻まれており、適切な時期に適切な措置が取られるだろう。そのことに疑いの余地はない」とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領は10月9日の閣議後に記者団に語った。
この声明は、エルドアン大統領が先週、シリア北部で米軍戦闘機がトルコの武装ドローンを撃墜したことに言及した直後に出された。トルコ政府が撃墜された無人機が自国のものであることを認めたのは今回が初めてだが、トルコ大統領は具体的な対応については言及しなかった。
10月9日、アンカラでの閣議後のエルドアン大統領。写真: AFP
匿名の米当局者2人は、米軍のF16戦闘機が10月5日にシリア上空でトルコの無人機を撃墜したと述べ、事件当時、同機は武器を積んでおり、米国政府はトルコ政府に米軍の近くで活動していると警告するため、何度も連絡を試みていたことを強調した。
この事件は、米国がNATO同盟国であるトルコの航空機を撃墜した初めてのケースとなった。トルコ国防当局はその後、無人機がトルコ軍の所有物であることを否定したが、同機の所有者についてはコメントを控えた。
トルコは、10月1日に首都アンカラで自爆テロが発生し、警察官2人が軽傷を負った後、シリアとイラクのクルド人勢力に対する空爆を開始した。トルコのハカン・フィダン外相は、2人の攻撃者は「シリアから来て、そこで訓練を受けた」と述べた。
米国は、自称イスラム国(IS)に対する作戦を支援し、クルド人勢力が支配する石油施設を守るため、少数の部隊をシリアに駐留させている。シリア北東部の都市ハサカ近郊のアル・シャダディ基地には約700人の米軍兵士が駐留しており、シリア・ヨルダン国境付近のアル・タンフ基地には200人の兵士が駐留している。
ヴー・アン(ロイター通信による)
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