具体的には、林芳正官房長官が本日2月16日に記者団に対し、「[岸田]文雄首相は[北朝鮮]の金正恩委員長との首脳会談実現に向けて協議したいと述べた」とAFPが報じた。
林氏によれば、日本は金氏の発言を「注目している」という。しかし、同当局者は「拉致問題は解決したという北朝鮮の主張は全く受け入れられない」と述べた。
これに先立ち、金正恩氏の妹である金与正氏は、日本が拉致問題を両国関係の障害にしない限り、岸田文雄首相の平壌訪問は「可能」だと発言していた。
金正恩氏の妹、日本首相の北朝鮮訪問の可能性について語る
金氏の発言は2月15日に朝鮮中央通信社(KCNA)によって報じられた。彼女は、数十年前の北朝鮮による日本人拉致に関する先週の国会委員会での岸田外務大臣の発言に言及した。
金氏によれば、両国が接近しない理由は「全くない」としており、首相が平壌を訪問する日が来る可能性もあるという。同氏は、日本政府が「解決済みの拉致問題などの問題を将来の二国間関係修復の過程に障害としない」限り、今回の訪問は「実現可能」だと述べた。
林芳正氏は2022年7月に米国務省本部で講演した。
しかし、キム氏は、この発言はあくまで「個人的な意見」を述べたものであり、二国間関係について公式にコメントする立場にはないと述べた。
しかし、NHKによると、キム氏の公の場での発言は兄の意向を反映することが多いという。彼女が日本と北朝鮮の関係について個人的な発言をするのは極めて異例だ。
NHKは、岸田外相が以前、両国間の現状を大胆に変えるべき時だと発言していたと報じた。同氏はまた、自国政府はさまざまなチャンネルを通じて北朝鮮との意思疎通に継続的に努めていると述べた。
2002年、当時の日本の小泉純一郎首相と北朝鮮の金正日総書記が平壌で会談し、両国間の初の首脳会談が行われた。
その首脳会談で北朝鮮は拉致を認めた。日本人5人はその後釈放された。しかし、東京は、1970年代と1980年代に逮捕された他の12人がまだ釈放されていないと考えている。
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