ホーチミン市最古の教会

『サイゴンの都市建築と景観 チョーロンの過去と現在』によると、17 世紀末にはチョークアン教区の小さな礼拝堂がありました。 1723年、イエズス会の司祭が説教にやって来て、礼拝堂を教会に改築しました。 1882年に教会は再建され、1896年に約1,500人を収容できる規模で開館しました。教会の敷地は総面積約1.6ヘクタールあり、多くの樹木が植えられています。

チョークアン教会内部 - 建築家ブイ・ホアン・バオによるスケッチ

ノートルダム大聖堂と同様に、チョークアン教会はロマネスク様式とゴシック様式で建てられました。ロマネスク様式の特徴には、厚い壁と細長い半円形のアーチ型の窓があります。平面図は東西（※）向きで、礼拝室（楕円形）があります。ゴシック様式の特徴は、波形のアーチとステンドグラスの窓に表現されています。徐々に小さくなり、均一な階段状のエントランスアーチは遠近感を演出し、エントランスをより「強調」します。

アーティストTran Binh Minhによるスケッチ

大聖堂の内部は高く、さまざまな大きさの彫像が数多くあります。聖域の近くには、チョー・クアン教会の建設者であるニコラス・ハム神父の墓があります。

建築家リン・ホアンによるスケッチ

建築家フォン・ザ・フイによるスケッチ

大聖堂の敷地内にある教会建設者ニコラス・ハムン神父の墓所 - 建築家リン・ホアンによるスケッチ

教会にはフランスで鋳造された5つの鐘を備えた3階建ての鐘楼があります。このうち2本は平日に引かれ、2本は休日に引かれ、残りの1本は死を告げるものです。特別な場合には、5つの鐘が同時に鳴らされます。鐘を塔の上に引き上げるのに5頭の象が必要だったと言われています。

大聖堂は約1,500人を収容可能 - 建築家リン・ホアンによるスケッチ

アーティストTran Binh Minhによるスケッチ

建築家ブイ・ホアン・バオによるスケッチ

アーティスト Nguyen Duc Toan によるスケッチ

(*): 西側の入口、東側の聖域。この配置は、礼拝の際に信者が常に聖地エルサレム（ヨーロッパの東側）を向くように意図されています。

出典: https://thanhnien.vn/nha-tho-xua-nhat-tphcm-185250329203502696.htm