これまで、コソボは西バルカン諸国の中で、国民がEUに渡航するのにビザを必要とする唯一の国だった。 EU加盟国からの厳しい要求と国内紛争により、コソボのシェンゲン加盟手続きは何年も遅れている。
コソボが2024年1月1日にシェンゲンビザ免除圏に加わった後、プリシュティナ空港は混雑している。写真：ロイター
「ヨーロッパ中を旅行できるようになったので、鳥のように自由な気分です」と息子と一緒にオーストリアへ旅行していたハビブ・スパヒウさんは語った。彼はビザ免除移行を記念して政府が費用を負担する旅行に抽選で選ばれた50人のグループの一員だった。
コソボのアルビン・クルティ首相が空港で訪問者を出迎えた。 「我々は長い間待ち続けてきた。これは長年の不正義だが、ついに我々はそれを成し遂げた」と彼は語った。
シェンゲン協定により、同協定圏の4億人以上の人々は国境管理なしに加盟国間を自由に移動できる。
コソボは2008年にセルビアからの独立を宣言したが、セルビアや他の数カ国の反対により国連加盟に苦労している。
コソボの国家としての地位は110カ国以上で承認されているが、これまで180万人の国民がビザなしで渡航できたのは20カ国のみだった。
コソボは依然として欧州で最も貧しい国の一つであり、多くの人々がビザなし渡航を就職のチャンスとみなしている。 「仕事を探すために数日間ドイツに行き、労働ビザを申請するために戻ってくるつもりです」と建設作業員は語った。
コソボ政府は、合計180日間のうち90日間は観光として滞在できるが就労はできないと規定しているシェンゲン協定の規定に違反しないよう国民に要請している。
ブイ・フイ（ロイター通信による）
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