元DFのギャリー・ネヴィル氏によると、プレミアリーグ第11節でトッテナムがチェルシーに1-4で敗れた際に出された2枚のレッドカードは完全に正当だったという。
「ああ、ロメロ、なんてひどいんだ」と、試合開始30分にセンターバックのクリスチャン・ロメロが同胞のエンツォ・フェルナンデスのすねに足を打ち付けたのを見た後、ゲイリー・ネビルはスカイスポーツに語った。「なぜ彼があんなに狂ったように振る舞わなければならなかったのか理解できない。フェルナンデスのすねにスタッドを打つ必要はなかった。ロメロはコルウィルに反撃したのでもっと早く退場させられるべきだった。彼が激しく、情熱的に、しかし残酷にタックルするのが好きなのに、誰も彼を哀れむことはできない。ロメロは自分が何をしているのかわかっている。」
右は、30分にロメロがペナルティエリア内でフェルナンデスに悪質なファウルをした場面。左は、19分にウドギエがスターリングに両足タックルをした場面。スクリーンショット
ネヴィルが言及した状況の3分前、ロメロは地面に横たわった状態でレヴィ・コルウィルのふくらはぎを強く蹴り、ディフェンダーを倒した。ネヴィル ロメロの反則は、1998年ワールドカップのベスト16でデビッド・ベッカムがディエゴ・シメオネに対して行った反則に似ていた。当時、イングランドの選手は直接レッドカードを受けたが、今回は審判団はロメロにカードを提示しなかった。 「ロメロはあの状況では幸運だった」とネビルは語った。 「時間を遡って、1998年のベッカムのレッドカードについてVARを確認するべきだ。」
ロメロは警告を受けなかったことで勢いに乗ったようで、引き続き雑なプレーを続けた。 3分後、彼はペナルティエリア内でエンソ・フェルナンデスのすねに足の甲を突き刺した。主審のマイケル・オリバー氏はVARと協議した後、チェルシーにペナルティを与え、ロメロ選手にレッドカードを提示して退場させた。
オリバー主審はチェルシー戦でロメロ(背番号17)にレッドカードを提示し、退場を命じた。写真:ロイター
ロメロ選手のレッドカードによりトッテナムは一人少ない状態で試合に臨むこととなり、コール・パーマー選手のPKで同点に追いつかれた。ホームチームは試合のコントロールを失い、オフサイドトラップを上げてチェルシーの攻撃力を制限するなど、リスクを冒すことが多かった。しかし、オフサイドトラップの失敗により、ホームチームは55分にもう1人の選手を退場させた。ラヒーム・スターリングが一歩先に進んだが、デスティニー・ウドギエが突進してファウルを犯した。オリバー主審はウドギエに2枚目のイエローカードを提示し、トッテナムはピッチ上に9人の選手を残すことになった。
ネビル監督はウドギエ選手の2枚目のイエローカードについて「愚かな行為だった」と語った。 「後半の最初の10分間は楽しかったが、その後はポステコグルーが目撃した狂気は信じられなかった。ウドギエは警告を受けていることを知っていたが、それでもあのようなタックルをした。ウドギエとロメロがロッカールームにいると、35分間はとても長く感じるだろう。」
ネヴィルによれば、ウドギエはチェルシーとの試合序盤で退場にならなかったのも幸運だったという。彼は、19分に20歳のフルバックが両足の靴底でボールをタックルし、ボールを打ったが、ラヒーム・スターリングの足をかすめた状況について言及した。オリバー主審はウドギエにイエローカードを与え、VARも状況を確認したが介入はしなかった。 「誰もがああいうタックルは嫌う」とネビルはコメントした。 「チェルシーの選手が間に合うように足を引っ込めていなかったら、スターリングの足を骨折していたかもしれない。」
55分にレッドカードを受け、ウドギエはキャリアで初めて退場となった。一方、ロメロはトッテナムで75試合に出場し、イエローカード23枚とレッドカード4枚を受けている。この2人の2枚のレッドカードにより、トッテナムは試合終了まで同点を保つことができなかった。後半に3失点し、今シーズンのプレミアリーグで初の敗北を喫した。
ウドギエ(中央)はチェルシー戦の55分にレッドカードを受けた。写真: AP
トッテナムはマンチェスター・シティから首位の座を奪還することができず、ロメロが3試合出場停止、ファン・デ・ベンとジェームズ・マディソンが負傷するなど戦力不足に陥った。
ヴィ・アン
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