米司法省は、1981年以来キューバの総合情報局のためにスパイ活動を行っていたとして、元駐ボリビア大使のビクター・マヌエル・ロチャ氏を起訴した。
米司法省は12月4日、ビクター・マヌエル・ロチャ容疑者(73)が、無許可の外国代理人としての活動や偽造パスポートの使用など、複数の連邦犯罪で起訴されたと発表した。ロチャ容疑者は2000年から2002年までボリビア駐在の米国大使を務めていた。
「ロチャ氏は40年以上にわたりキューバ政府の代理人として活動し、米国政府内で役職に就いて機密情報にアクセスし、米国の外交政策に影響を与えようとしていたと我々は主張している」とメリック・ガーランド司法長官は述べた。
米当局はロチャ容疑者が「1981年以来キューバ情報総局の秘密工作員として働いており」、逮捕されるまでこの活動を続けていたと非難した。ロチャ容疑者は、2022年と2023年にキューバの総合情報局の代表を装ったFBIの潜入捜査官と行った一連の会合で、ハバナのために働いていたことを認めた。
キューバはこの情報についてまだコメントしていない。
ビクトール・マヌエル・ロチャ氏が2001年7月、ボリビアのラパスでメディアの取材に応じる。写真: AFP
コロンビア系アメリカ人のロチャ被告は12月1日に逮捕され、12月4日にフロリダ州マイアミの連邦裁判所に出廷した。米メディアは、ロチャ被告が法廷で泣いており、いかなる弁明もしなかったと報じた。
ロチャ氏は1981年から2002年まで米国国務省に勤務し、徐々に昇進して、キューバ、アルゼンチン、メキシコ、ドミニカ共和国の首都で役職を歴任した。彼はまた、1994年から1995年にかけてホワイトハウス国家安全保障会議のメンバーであり、2006年から2012年にかけては米陸軍南方軍司令官の顧問を務めた。
米国務省報道官マシュー・ミラー氏は、現在進行中の捜査について詳細は明らかにできないと述べた。ミラー氏は「今後数日間、情報機関のパートナーと協力し、これが長期的な国家安全保障に影響を与えるかどうかを評価する」と述べた。
ヌー・タム(ロイター通信、AFP通信)
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