国防総省は、米軍が12月3日にシリア東部でトラック搭載型ロケット発射装置数台、戦車1台、迫撃砲を破壊したと発表した。
AFP通信によると、国防総省のパット・ライダー報道官は記者団に対し、これらの兵器は「自称イスラム国(IS)と戦う米軍と連合軍にとって明白かつ差し迫った脅威となる」と語った。
2022年3月25日、シリアでの実弾演習中に米兵がジャベリン対戦車ミサイルを発射した。
「誰がこれらの兵器を操作しているのかはまだ調査中だが、この地域には過去に攻撃を行ったイラン支援の民兵組織が存在することはわかっている」とライダー氏は強調した。
米軍は現在、ISと戦うために2014年に結成された連合軍の一員として、シリアに約900人、イラクに2,500人の兵士を派遣している。
2023年10月7日にハマス過激派がイスラエル南部への攻撃を開始し、ガザ地区で紛争が勃発して以来、イランが支援するグループは、ワシントンのイスラエル支援への報復として、イラクとシリアの米軍を繰り返し標的にしている。米国はこれまで何度もこうした攻撃に対応してきた。
シリアでは4年間の比較的平穏な状態が続いた後、過去1週間にわたり暴力行為が再燃し、反政府勢力がシリア北部の政府からいくつかの町や領土を奪取する中で、今回の米軍による新たな攻撃が行われた。
反体制派勢力とシリア人権監視団は、先週アレッポ市を制圧した後、12月3日にシリアのハマ市に進軍したと発表したとロイター通信が報じた。
反政府軍はハマ市の北数キロにある村々を数カ所占領したと発表した。一方、シリア国営メディアは、増援部隊が同地域に到着していると報じた。
ライダー氏は、12月3日の米軍攻撃は「他のグループがシリア北西部で行っているより広範な作戦とは無関係だ」と断言した。
現時点では、この攻撃と米国の上記の声明に対するシリアやイランの反応に関する情報はない。
一方、イランのアバス・アラクチ外相は12月3日、カタールのアラビア語メディア「アルアラビー・アルジャディード」に対し、ダマスカスが要請すればイランはシリアへの軍派遣を検討すると語った。
ロイター通信によると、アラクチ氏はシリア危機について協議するためロシアを訪問する計画にも言及したが、訪問の具体的な時期については明らかにしなかった。
ロイター通信によると、これに先立ちクレムリンは12月2日、ロシアのプーチン大統領がイランのペゼシュキアン大統領と電話でシリア情勢について協議したと発表した。クレムリンは、両首脳が「憲法秩序の回復とシリア国家の政治的、経済的、社会的安定の回復を目指すシリアの正当な当局の行動を無条件に支持する」と約束したことを強調した。
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出典: https://thanhnien.vn/my-tan-cong-muc-tieu-o-syria-iran-can-nhac-trien-khai-quan-185241204065326842.htm
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