米国、フランス、エジプト、ヨルダンはイスラエルに対し、ガザ南部の都市ラファを攻撃すれば民間人に悲惨な結果がもたらされると警告した。
「150万人以上のパレスチナ民間人が避難しているラファをイスラエルが攻撃した場合、危険な結果を招くと警告する」と、フランスのエマニュエル・マクロン大統領、エジプトのアブドルファッターハ・エルシーシ大統領、ヨルダンのアブドラ2世国王は4月8日、複数の新聞に掲載された共同社説で述べた。
ラファはガザ地区南部の都市で、エジプトと国境を接し、エジプトとの国境検問所がある。テルアビブは、残存するハマス部隊を排除するため、ラファへの攻撃に集中している。
マクロン氏、シシ大統領、アブドラ国王は、ガザでの即時停戦とハマスによる人質解放を求める国連安全保障理事会決議の実施を求めた。ガザへの援助も「大幅に増やす必要がある」。
イスラエル兵が2月12日、ガザとの国境付近で警備に当たっている。写真: AFP
この発言は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が4月8日、テルアビブがハマスに勝つためにラファを攻撃すると再確認したことを受けて出された。 「攻撃は実行されるだろう。開始日時は決まっている」とネタニヤフ首相は詳細には触れずに述べた。
米国務省報道官マシュー・ミラー氏は同日、ワシントンはテルアビブがラファで作戦を開始することに依然として反対していると述べた。
ミラー氏はネタニヤフ首相の発言について問われると、「大規模なラファ作戦は現地の民間人に極めて重大な影響を及ぼし、最終的にはイスラエルの安全保障を損なうことになるという米国の見解をイスラエルに明確に伝えた」と述べた。米国はイスラエルがより良い方法で目標を達成できると信じている。
ジョー・バイデン米大統領は4月4日の電話会談で、ネタニヤフ首相に対し、民間人への被害や人道的損失を最小限に抑え、援助活動家の安全を確保するための措置を講じるよう求めた。バイデン氏はまた、ガザ地区とイスラエルに対する米国の政策は同国がこれらの要求に応じるかどうかに左右されると警告した。
ガザ保健当局によると、2023年10月7日の戦闘勃発以来4月8日までの紛争で、パレスチナ人3万3207人が死亡、7万5933人が負傷しており、その多くは女性と子供である。
ガザ地区の都市の位置。グラフィック: BBC
ヌー・タム( AFP、ロイター通信による)
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