イランの技術者たちは、首都テヘランから420キロ南にあるエスファハーンの原子力施設で働いている。 (写真:AFP/VNA)
イラン政府は6月12日、2015年の核合意と両国間の捕虜交換について、オマーンの仲介を通じて米国との間接交渉を継続していると発表した。
イラン外務省報道官ナセル・カナニ氏は記者会見で、テヘランはオマーン当局の努力を歓迎し、今回の仲介を通じて制裁解除に関するメッセージを米国に伝えたと述べた。報道官は、イラン側は常に「透明性のある」対話の維持を保証していると断言した。
[イランは米国との核合意の可能性を残している]
カナニ報道官は、核合意再開の問題に加え、テヘランとワシントンは捕虜交換でも間もなく合意できるだろうと述べた。
この声明は、まだ何の進展も見られないP5+1グループ(国連安全保障理事会の常任理事国5か国とドイツを含む)との2015年の包括的共同行動計画(JCPOA)核合意を救済するためのテヘランとワシントン間の間接交渉の文脈で出されたものである。
IAEAは先月、当初JCPOAの下で配備されていた一部の監視装置の再設置を含め、イランとの核問題は停滞していると述べた。
6月11日、イランの最高指導者、アリー・ハメネイ師は、イランは核爆弾を製造する意図は一度もなかったと述べ、イランの公式見解を再確認した。
最高指導者アリー・ハメネイ師はまた、西側諸国との核合意を再開するための条件として、同国の核生産施設をそのまま維持することを挙げた。
これに先立ち、6月9日には双方が暫定合意に達しようとしているとの情報を否定していた。
イランと世界の大国は2015年7月にJCPOA協定に署名し、同協定に基づきイランは制裁解除と引き換えに核計画に対する一定の制限を受け入れた。
しかし、米国は2018年5月に核合意から離脱し、一方的な制裁を再発動した一方、イランは核合意に基づく義務の一部を削減することで応じた。
JCPOAを復活させるための交渉は2021年4月にオーストリア・ウィーンで始まった。
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