UAEと日本が起草した決議では、この禁止措置は「国連史上前例のない」ものであり、「アフガニスタン社会における女性の不可欠な役割を認め、アフガニスタン女性の国連勤務禁止は人権と人道原則を損なう」としている。
アフガニスタンのカブールで、一群の女性たちがタリバンの銃撃者の横を歩いている。写真:ロイター
UAEのラナ・ヌセイベ国連大使は、90カ国以上が「アフガニスタン近隣諸国、イスラム世界、そして地球上のあらゆる場所から」この決議を支持したと述べた。「これは、アフガニスタンの女性たちが社会から疎外されているときに世界は沈黙しないというメッセージをさらに再確認するものだ」
安全保障理事会の採決は、5月1日と2日にドーハで開催されるアフガニスタンに関する国際会議の数日前に行われる。アントニオ・グテーレス国連事務総長は、タリバンへの統一的な対応策を議論するため、各国から派遣されたアフガニスタン特使を非公開で招集する予定だ。
タリバンは、昨年12月にほとんどの女性が人道支援団体で働くことを禁止した後、今月初めには国連で働くアフガニスタン女性の禁止措置を施行し始めた。2021年に西側諸国が支援する政府を打倒して以来、タリバンは女性の大学進学禁止や女子中等学校の閉鎖など、女性に対する統制も強化している。
タリバンはイスラム法の厳格な解釈のもと、女性の権利を尊重していると主張している。タリバン当局者は、自分たちの決定は「内部問題」だと述べた。
安全保障理事会の決議はまた、アフガニスタン中央銀行の資産をアフガニスタン国民の利益のために活用することを含め、アフガニスタン経済が直面している重大な課題に対処する必要性を認めた。
米国は銀行の準備金のうち数十億ドルを凍結し、その半分を米国、スイス、アフガニスタンの管財人が管理するスイスの信託基金に移した。ロシアと中国の国連大使も、資産をアフガニスタン中央銀行に返還するよう求めている。
クオック・ティエン(ロイター通信による)
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