インフレの沈静化により金価格と米国株が急上昇

VnExpressVnExpress15/11/2023

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金価格は1オンス当たり20ドル近く上昇し、米国のインフレデータを受けて米国株は4月以来の高値を記録しました。

11月14日の取引終了時点で、世界のスポット金価格は17ドル上昇し、1オンスあたり1,962ドルとなった。セッション中、価格は一時1,970ドルに達した。

11月14日夕方、米国時間が始まるとすぐに物価は上昇した。これは、米国労働省が10月のインフレが引き続き鈍化したことを示すデータを発表したためだ。米国の消費者物価指数(CPI)は前年同期比でわずか3.2%上昇にとどまり、予想を下回り、9月よりも鈍化した。

このデータは、米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げキャンペーンを完了したとの投資家の期待をさらに強めた。市場は現在、FRBが12月の会合で政策を変更しない可能性を100%と見込んでいる。これまでの確率は86%だった。

11月14日のセッションでは世界の金価格が上昇した。

11月14日のセッションでは世界の金価格が上昇した。

「予想を下回るCPI数値が金価格を支えた。第4四半期にはインフレがさらに落ち着くと予想している。これにより米ドルは下落し、金価格は上昇するだろう。今後6カ月で価格は2,100ドルに向かうとみている」とTD証券の商品ストラテジスト、ダニエル・ガリ氏は述べた。

主要通貨バスケットに対する米ドルの強さを測るドル指数は11月14日に1%下落した。インフレデータを受けて、10年物米国債の利回りも1カ月以上ぶりの低水準に下落した。

米国株式市場では、主要株価指数も昨日大幅に上昇した。 DJIAは490ポイント、1.4%上昇して取引を終えた。 S&P 500は1.9%上昇し、ナスダック総合指数は2.4%上昇した。両者とも2023年4月以来の最高セッションを記録した。

グローバルト・インベストメンツの最高投資責任者キース・ブキャナン氏は「インフレが十分に落ち着いており、FRBが金融引き締めにブレーキをかけられると市場は楽観的だ」と述べた。

バンク・オブ・アメリカやウェルズ・ファーゴなどの銀行の株価は、経済が景気後退を回避できるとの期待から昨日急騰した。電気自動車会社テスラの株価は6%上昇して取引を終えた。エネルギー会社エンフェーズ・エナジー、ソーラーエッジ・テクノロジーズ、不動産会社ボストン・プロパティーズはいずれも10%以上の上昇を記録した。

ハ・トゥー(ロイター、CNBCによる)


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