
主要7カ国(G7)の議長国を務めるイタリアは4月14日、イランのイスラエル攻撃について議論するため、G7首脳らのオンライン会合を開いた。
G7首脳は関係各国に対し、緊張を緩和し自制するよう呼びかけた。 G7首脳は共同声明で、「さらなるエスカレーションを避ける必要性」を強調し、「地域の緊張をさらに悪化させる可能性のある行動を控えるよう全ての関係者に呼びかけた」。
「この目的のため、G7は、敵対行為の停止とハマスに拘束されている(イスラエル人の)人質の解放を通じて、ガザ危機の終結を求めた。G7首脳はまた、パレスチナの人々への人道支援を継続することを約束した」と声明は述べた。
これに先立ち、イランとその同盟武装勢力は4月13日夜にイスラエルに対し無人機とミサイルによる攻撃を開始した。イランのホセイン・アミール・アブドッラーヒアン外相は4月14日、イランは現時点ではイスラエルに対する報復軍事作戦を継続するつもりはないと発言した。
一方、トルコ外務省も4月14日に声明を発表し、地域戦争のリスクを抑えるために関係各国に自制を求めるよう求めた。この呼びかけは、イランによるイスラエルへの前例のない攻撃により中東の緊張が高まったことを受けて行われた。
一方、一部の情報筋によると、米国はトルコにテヘランとの仲介を要請したという。
イスラエル、イラン攻撃後も警戒を強める
イスラエル軍は4月14日、イランによる同国への大規模攻撃を受けて引き続き警戒を強めていると発表した。

イスラエル軍報道官ダニエル・ハガリ氏は声明の中で、イスラエル軍は引き続き厳戒態勢を敷き、状況を評価中であると強調した。ハガリ氏はまた、過去2時間以内にイスラエル軍が攻撃と防衛の計画を承認したと述べた。
同日、イスラエルの戦争内閣はイランによる同国への攻撃について協議するため会合を開いた。しかし、テヘランに対する報復計画はイスラエル内閣に分裂を引き起こした。
関係筋によると、大半の閣僚は反撃を承認したが、報復の時期や規模をめぐって内部で意見の相違が残ったという。イスラエルの戦争内閣はこの問題に関する議論を継続すると予想される。
また4月14日、イスラエルの戦争内閣の主要メンバーでもあるベニー・ガンツ国防相は、イランは適切な時期に適切な方法でイスラエルの対応に直面するだろうと述べた。
イスラエル国防軍(IDF)によると、イランは弾道ミサイル、巡航ミサイル、ドローンを使った攻撃を含め、イスラエルに対して350回近くの攻撃を行った。これらの攻撃のほとんどはイスラエルとその同盟国によって阻止された。
これに先立ち、イランはイスラエル領土への攻撃が「目的を達成した」と発表し、この作戦を継続する意図はないとした。
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