モルドバの首都キシナウのロシア大使館の中庭に火炎瓶を投げた男が逮捕された。
「容疑者は大使館の中庭に火炎瓶2個を投げ込んだ後、治安部隊に拘束された」とモルドバのキシナウにあるロシア大使館のアナトリー・ロシャコフ報道官は本日、タス通信に語った。大使館職員が火を消し止めた。
キシナウのロシア大使館は、3月15日から17日まで行われるロシア大統領選挙の海外投票所となっている。ロシャコフ氏は「この事件でロシアの外交官や国民に負傷者はいなかった」と付け加えた。事件後、投票所は通常通りの運営に戻った。
ロシアのアナトリー・アントノフ駐米大使は3月14日、ワシントンのモスクワ大使館もロシア大統領選挙に関連した脅迫を多数受けたと述べた。
「ロシア大使館や領事館周辺で反ロシア行動が計画されており、人々が侵入を企てるだろうことは分かっている。こうした行動で選挙が混乱することはないだろうが、状況はより困難になり、我々の気分も害されるだろう」とアントノフ氏は述べた。
モルドバのキシナウにあるロシア大使館、2018年3月。写真:ロイター
ロシアでは3月15日から17日にかけて、今後6年間国を率いる大統領を選出する投票が行われる。ロシアが大統領選挙をこれまでの1日ではなく3日間にわたって実施し、有権者に遠隔投票を認めたのは今回が初めてだ。
候補者には、無所属で出馬する現職のウラジーミル・プーチン大統領、ロシア自由民主党のレオニード・スルツキー党首、ウラディスラフ・ダヴァンコフ議員、ニコライ・ハリトーノフ議員などがいる。
選挙を前に、ロシア中央選挙管理委員会のエラ・パムフィロワ委員長は、挑発行為によって大統領選挙のプロセスが妨害される可能性については委員会は認識しているものの、投票には影響が出ないようにすると約束したと述べた。
ヌー・タム(ロイター通信、TASS通信)
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