SGGP
ローソン、セブンイレブン、ファミリーマートなど日本の大手コンビニエンスストアは、人工知能を活用するほか、使われない食材による食品廃棄を減らす運動を開始している。
ローソンチェーンが余剰食材を使った巻き寿司の販売を開始。写真: ローソン |
ローソンは先週から、日本全国のほとんどの店舗で生マグロを漬け込んだ巻き寿司の販売を開始した。 181円(1.29ドル)で販売されているこのロールには、もともと恵方巻きを作るために購入された冷凍マグロが使われている。恵方巻きは、日本の旧暦で2月3日か4日に当たる立春に食べられる伝統的な料理だ。
ローソンは7月末にも、恵方巻きなどを製造した後に余ったサーモンやイカを使った巻き寿司商品を一部地域で発売する予定だ。また、ローソンでは、関東・甲信越産の穴子などを使ったちらし寿司も発売する予定だ。
983円で販売されるこのちらし寿司は、一年で最も暑い日である土用の丑の日を狙ったもの。
ローソンでは、余った鮭やウナギ、エビなどを使うため比較的安価で販売しており、6月6日から7月28日まで数量限定で予約販売を行っている。ローソンは、サービスを展開した店舗で過剰在庫を30%削減することを目指している。
一方、セブンイレブンは見た目が美しくなくなったため廃棄される野菜や果物を使ったスムージーを販売する予定だ。同チェーンは、全国2万1000店舗で、客が自分で混ぜられるカップ入りスムージーを提供している。
こうした商品は2017年に一部店舗で導入され、3月末までに3,300店舗で販売され、2024年2月末までに全国のセブンイレブンのほとんどの店舗で販売される予定だ。客は冷凍した材料が入ったカップを購入し、それを店のミキサーに入れてスムージーを作る。この作業には1分強しかかからない。セブン-イレブン・ジャパンは、おいしさ、健康、環境負荷低減をワンパッケージで実現した商品を展開していく予定。
一方、ファミリーマートも、生産や取引に不向きとの批判があるフィリピン産の輸入バナナを使い、昨年発売したデザートドリンク「ごろごろバナナミルク」など、食品ロス削減の実績がある。現在では、日本全国で多くのお客様にご愛顧いただいております。
日本の大手コンビニエンスストア各社はここ数年、脱炭素化に注力し、環境保護に貢献する取り組みを進めてきた。彼らは以前、人工知能を使って注文を調整することで食品廃棄を削減した。
日本政府のデータによると、日本国内の600万トンを超える食品廃棄物の処理に、世界第3位の経済大国である日本は年間約2兆円(190億ドル)の費用を負担している。アジアで一人当たりの食品廃棄率が最も高い日本政府は、2030年までに食品廃棄コストを半減させ、企業や事業者に解決策を見出すよう促す新たな法律を制定した。
[広告2]
ソース
コメント (0)