2023年7月30日 10:37
ロイター通信は7月29日(ベトナム時間)、主要20カ国・地域(G20)が排出量削減の具体的な目標で合意できなかったと報じた。
イラスト写真。 |
インドで開催されるG20気候持続可能性・環境大臣会合は、9月にニューデリーで開催されるG20首脳会議と12月にアラブ首長国連邦(UAE)で開催されるCOP28サミットを前に、世界最大の汚染国が具体的な措置を講じる機会とみられている。
会議では、2035年までに温室効果ガスの排出量を最大60%削減するという目標を設定することを目指している。
しかし、7月28日(現地時間)にチェンナイで開かれた会議の後、組織委員会は、先進国が主導する2025年までの温室効果ガス排出量削減と2035年までに2019年比60%削減という要求について、EU内で意見が分かれていることを示す文書を発表した。
文書によれば、加盟国は「炭素予算」の枯渇、排出ゼロ目標、発展途上国を支援するための財源などの問題で共通の立場を見いだせなかった。
インド当局者は、このグループの先進国は、地球温暖化を1.5度に抑えるために温室効果ガスの排出削減を求めていると付け加えた。しかし、この提案は開発途上国からの強い反対に直面している。開発途上国は、温室効果ガスの排出を削減または排除、あるいは大気から除去することを目的とする緩和目標は、インフラ整備や成長の能力を制限すると主張している。
欧州代表団のメンバーはまた、中国と石油資源の豊富なサウジアラビアがG20協議での約束の履行を拒否したことも明らかにした。
一方、欧州連合(EU)環境委員は、G20諸国は気候変動への取り組みにおいて「行き詰まっている」と簡潔に評価した。
この最新の対立は、北米、ヨーロッパ、中国を襲う猛暑に人為的な気候変動が「圧倒的な」役割を果たしていると科学者らが再び警告してからわずか数日後に起きた。
hanoimoi.vnによると
[広告2]
ソースリンク
コメント (0)