1月12日の裁判で、ノルウェー法務省代表アンドレアス・ヘトランド氏は「アンネシュ・ベーリング・ブレイビク氏の人権が侵害されたという主張には根拠がない」と述べた。
「ブレイビクは依然として非常に危険だ」とヘトランド氏は語った。 「ブレイビク氏が暴行を加えたり、他者に暴力を振るうよう唆したりする重大なリスクが依然として残っている。」
1月9日、ノルウェーのリンゲリケ刑務所で、刑務官がアンネシュ・ベーリング・ブレイビク被告を裁判に護送している。写真：ロイター
しかし、ブレイビク被告の精神科医ヤンネ・グディム・ヘルマンセン氏は1月11日、77人を殺害したこの大量殺人犯は重度のうつ病を患っていたと述べた。 「ブレイビク氏は孤独を感じている。これは重い話だが、ブレイビク氏がひどく落ち込んでいるとは思わない」とヘルマンセン氏は語った。
ビルギッテ・コルルド判事が、法廷での証言中にブレイビクが泣いていたことについてヘルマンセン医師に質問したところ、彼女はそのようなことは今まで見たことがないと答えた。 「これはブレイビク被告が絶望を表現する方法だと思うので、この行動の信憑性については確信が持てない」とハーマンセン博士は語った。
ブレイビク氏の弁護団は、ノルウェーは「何人も、拷問または非人道的もしくは屈辱的な取扱いもしくは刑罰を受けることはない」と定めた欧州人権条約に違反していると主張している。
弁護士オエイステイン・ストルビク氏は1月8日、独房監禁によりブレイビク氏は「閉じ込められた世界」に置かれ、規則に従って囚人と距離を保つ必要があるのは刑務官と職員だけだと述べた。
ノルウェーの裁判所は今後数週間以内に判決を下すと予想される。
リンゲリケ刑務所にあるブレイビクのテレビとゲーム室。写真： AFP
ブレイビク受刑者は、自由に使えるキッチン、ゲーム機のあるテレビルーム、ジムなどがある３つの独房で生活していたにもかかわらず、「動物のように」扱われたと述べ、刑務所の環境について繰り返し不満を訴えてきた。刑務所当局はブレイビク氏のペット飼育の要望も承認し、オウム3羽を飼うことも許可した。
グエン・ティエン（ロイター通信による）
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