英国のデータ規制当局は12月13日、電子メールデータ漏洩で国防省に罰金を科し、タリバンがカブールを制圧した後に英国への移住を試みたアフガニスタン人265人の詳細を公開したと発表した。
英国国防省によるデータ漏洩は、その情報がタリバンの手に渡ればアフガニスタン国民の生命が危険にさらされる可能性がある。写真:ロンドンにある英国国防省本部。 (出典:ガーディアン) |
英国情報コミッショナー事務局(ICO)は、英国政府に勤務するアフガニスタン国民に送信された電子メールの安全を確保できなかったとして、国防省(MoD)に35万ポンド(44万ドル)の罰金を科した。
ジョン・エドワーズ情報コミッショナーは声明の中で、データ漏洩は極めて遺憾であると述べた。
「2021年の夏は困難な時期であり、決定は迅速に行われたが、それは報復を受けやすく、深刻な被害を受けるリスクのある人々の情報を保護しない言い訳にはならない」とエドワーズ氏は強調した。
当時の国防大臣ベン・ウォレス氏は英国議会に謝罪した。国防省は、問題の深刻さを認識しており、改めて謝罪するとともに、ICOの懸念に対処するためのさらなる措置を適宜講じると述べた。
ICOは、国防省が2021年9月20日に避難資格のあるアフガニスタン国民にメールを送信したが、そのメールには申請者のリストがコピーされており、その結果、245人の個人情報が不注意で漏洩し、合計265のメールアドレスが危険にさらされたと述べた。この情報がタリバンの手に渡れば、国民の生命が危険にさらされる可能性があった。
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