「我々は全てを一緒に解決する」と、野党「市民連合」のリーダー、ドナルド・トゥスク氏は12月11日、首相選出投票で勝利した後、ポーランド国会(セイム)で述べた。
ドナルド・トゥスク氏は12月11日、ポーランドの新首相に選出された後、国会議員らに演説した。(出典:AP通信) |
将来の首相はポーランド国民に感謝し、新政権は「国民が安心して暮らせる」よう「間違いを正す」と述べた。
「ポーランドに感謝します。今日は素晴らしい日です。私にとってではなく、長年、物事は良くなる、我々は闇を追い払う、我々は悪を追い払うと深く信じてきたすべての人々にとってです」とドナルド・トゥスク氏は語った。
同日早朝、10月の選挙後に法と正義党(PiS)が樹立したポーランドの新政権が下院での信任投票で敗北し、ドナルド・トゥスク氏が率いる連立政権樹立への道が開かれた。
下院は賛成248票、反対201票、棄権なしという結果で、ドナルド・トゥスク氏に新政府樹立の任務を与えるという提案を可決した。
本日12月12日、「市民連合」のリーダーは衆議院に出席し、自らが提出した内閣への信任投票を求める予定だ。ポーランドの新政府は明日12月13日に宣誓される予定だ。
欧州委員会(EC)のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長はトゥスク氏に祝意を表し、今週ブリュッセルで開催される欧州首脳会議でトゥスク氏と会談したいとの希望を表明した。欧州議会のロベルタ・メツォラ議長は、「繁栄するポーランドとより強いヨーロッパのために協力したい」という希望を表明した。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領はポーランドの新指導者を祝福し、「ウクライナとポーランドの未来は団結にある」と述べた。
ドナルド・トゥスク氏の勝利により、8年間続いたPiS政権が終焉を迎え、2007年から2014年まで首相を務め、その後国内政界を離れ、2014年から2019年まで欧州理事会議長を務めた66歳の政治家にとって劇的な復帰となる。
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