共同通信社が週末に実施した世論調査によると、岸田文雄首相の内閣支持率は5月下旬の前回調査の47%から40.8%に低下し、一方で「不支持」率は5.7ポイント上昇して41.6%となった。
減少の主因は、マイナンバー個人カードの利用拡大に「不安」「やや不安」を抱く人が計71.6%に上り、来年秋に健康保険証を廃止してマイナンバーカードに一本化する政府の計画については、延期または中止を求める人が72.1%に上ったことなどだ。 2016年に開始されたマイナンバーカード制度は、日本国内のすべての国民と外国人居住者に発行される12桁の番号で構成されており、税金や社会保障情報を含むさまざまな種類の個人データを結び付けます。
さらに、岸田首相の最優先課題の一つである子育て政策も内閣支持率の上昇にはつながらなかったようで、急激に減少する出生率を鈍化させるために子育て関連予算を増やすという政府の計画に対して、調査対象者の66.3%が「期待していない」または「あまり期待していない」と答えた。
政党支持率では、与党自由民主党を支持すると答えた人が35.5%で、次いで最大野党の日本維新の会が13.6%、最大野党の立憲民主党が8.1%だった。 26%以上がどの政党も支持しないと答えた。
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