米国カリフォルニア州の山火事に対応中、米消防ヘリコプター2機が衝突し、1機に乗っていた3人が死亡した。
8月6日の午後、カリフォルニア州ロサンゼルスから約137キロ離れた地域で山火事の消火活動中、シコルスキーS-64Eヘリコプター2機と小型のベル407ヘリコプター1機が衝突した。シコルスキーは無事着陸したが、ベルは墜落し、乗っていた3人全員が死亡した。
消防署職員のデビッド・フルチャー氏によると、ベル社のヘリコプターは観測に使用され、シコルスキー社製のヘリコプターは水や消火剤を投下するために使用されたという。
ヘリコプター墜落事故の犠牲者には、消防副署長のジョシュ・ビショフさん(46歳)が含まれていた。機長のカル・ティム・ロドリゲスさん(44歳)とパイロットのトニー・スーザさん(55歳)。地元の消防当局によると、ビショフ氏とロドリゲス氏はそれぞれ24年と19年の消防経験があるという。
8月7日、カリフォルニア州で起きた2機のヘリコプターの衝突現場。写真: AP
ホワイトハウス報道官のカリーヌ・ジャンピエール氏は、ジョー・バイデン米大統領が山火事と勇敢に戦い亡くなった消防士の遺族に哀悼の意を表したと述べた。
カリフォルニア州議会議事堂では犠牲者3人を追悼して半旗が掲げられた。
「この恐ろしい悲劇は、私たちの勇敢な消防士たちが、地域社会の安全を守る任務を遂行する中で日々直面している危険を思い出させるものだ。私たちは彼らの犠牲を尊敬し、深く感謝し、これからも常に讃えていく」とカリフォルニア州知事ギャビン・ニューサム氏は声明で述べた。
カリフォルニア州消防局は約60機のヘリコプターを保有しており、追加の車両については民間企業と契約している。地元当局は、このような消防ヘリコプターの衝突はまれだと述べた。米国国家運輸安全委員会がこの事件を調査中。
ゴック・アン( AP通信による)
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