ロイター通信によると、ジンバブエ選挙管理委員会(ZEC)は、ムナンガグワ大統領が約50%の票を獲得し、主なライバルで野党「変革のための市民連合(CCC)」のリーダーであるネルソン・チャミサ氏が44%の票を獲得したと発表した。
ZECがムナンガグワ大統領の勝利を宣言すると、与党ZANU-PF党の支持者たちは歌い、歓声を上げ始めた。
一方、CCCの広報担当者はソーシャルメディアネットワークX(旧ツイッター)に、党は「適切な検証なしに急いでまとめられたいかなる結果も」拒否すると述べた。
ジンバブエのエマーソン・ムナンガグワ大統領は7月5日、ゴロモンジ(ジンバブエ)で行われたイベントに出席した。
2017年のクーデター後、長年リーダーを務めたロバート・ムガベ氏の後を継いだムナンガグワ大統領(81歳)は、40年以上ジンバブエで権力を握ってきたZANU-PF党が勝利する可能性が高いとアナリストらが指摘する中、2期目の当選が広く予想されている。
ZANU-PFは、不正な優位性を得たり、不正行為によって選挙結果に影響を与えようとしたりしたことを否定している。
選挙では暴力行為はほとんどなかったが、警察はジンバブエの厳格な治安維持法を駆使して野党集会を頻繁に禁止し、野党支持者を逮捕した。
これに先立ち、欧州連合(EU)監視団は、ジンバブエでの投票は「恐怖の雰囲気」の中で行われたと述べている。南部アフリカ地域ブロックのSADC代表団も、投票の遅れ、抗議活動の禁止、国営メディアの偏った報道などの問題を指摘した。
南アフリカのウィットウォータースランド大学の政治学講師、ニコール・ビアズワース氏は、ZECが8月26日遅くに選挙結果を発表したのは、おそらくSADCや他の選挙監視団からの批判に対する反応だったのではないかと考えていると述べた。 「ZECが大統領選挙の結果を発表したスピードについて、私たちは皆多くの疑問を抱いていた」とビアズワース氏は語った。
今週行われたジンバブエの大統領選挙と議会選挙の投票は当初8月23日の1日で終了する予定だったが、投票用紙の配達が遅れたため、一部の地域では8月24日まで延長された。
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