民主党がキエフへの追加支援について議会で合意しようとしている中、ジョー・バイデン米大統領は、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を12月12日の会談のためにワシントンに招待した。
ホワイトハウスの報道官カリーヌ・ジャンピエール氏は12月10日の声明で、会談ではバイデン大統領とゼレンスキー大統領がウクライナの緊急のニーズと現時点でのキエフに対するワシントンの支援策の重要性について話し合う予定だと述べた。
一方、ウクライナ大統領府はゼレンスキー氏が12月11日にワシントンに到着すると発表した。
開催国バイデン大統領との会談では、両国は二国間の防衛協力問題、具体的には武器や防空システムの生産における協力プロジェクトや2024年の協力計画について議論するとみられる。
2022年2月にロシアとウクライナの紛争が勃発して以来、ゼレンスキー大統領の米国訪問は3回目となる。ゼレンスキー大統領は訪問中、米議会の指導者らとも会談する予定だ。
ウクライナ大統領のワシントン訪問は、キエフへの614億ドルの援助を含む1060億ドルの補正予算案について米国議会がまだ合意に達していない中で行われた。
バイデン大統領は先週、ホワイトハウスで演説し、追加支援法案を承認するよう議会に要請するとともに、共和党が法案を可決するのと引き換えに国境警備で譲歩する用意があると明言した。
ウクライナ大統領は12月12日、連邦議会とホワイトハウスで全米上院議員によるライブセッションで演説する予定。
ウクライナ東部と南部での容赦ない地上戦は、兵力不足、軍事援助をめぐる不透明感、欧州連合(EU)内の分裂といった問題に直面し、冬を迎えつつあると観測筋は指摘している。
ブルームバーグによると、ゼレンスキー氏はワシントンでIMFのクリスタリナ・ゲオルギエワ専務理事とも会談する予定だという。
ゼレンスキー大統領は米国に向かう前に、12月10日にアルゼンチンを訪問し、ハビエル・ミレイ新大統領の就任式に出席した。これはロシアとの軍事紛争勃発以来、ウクライナ大統領にとって初の南米訪問となる。
カーン・フン
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