上院多数党院内総務のチャック・シューマー氏は、この法案の最初の採決は早ければ水曜日にも行われる可能性があると述べた。もし成功すれば、米国の移民と国境警備にとってここ数十年で最も重大な変化となるだろう。
不法移民は米国にとって大きな問題だ。写真:AP
キルステン・シネマ上院議員は記者団に対し、この法案は米国南部国境の安全を確保するもので、7日間で1日平均5,000人以上の移民が国境を越える場合、米国土安全保障省に国境を「閉鎖」するよう義務付ける内容も含まれると述べた。
この法案には、国境警備のための202億3000万ドルに加え、ウクライナへの援助600億6000万ドル、イスラエルへの安全保障支援141億ドル、米中央軍と紅海紛争のための24億4000万ドルが含まれている。
このパッケージには、インド太平洋地域の米国のパートナーを支援するための48億3000万ドルも含まれている。追加の100億ドルはガザ、ヨルダン川西岸、ウクライナの民間人に対する人道支援に充てられる。
「この法案の優先事項は無視するには重要すぎるし、政治に邪魔されるのを許すにはあまりに重要だ」とシューマー氏は声明で述べた。 「米国とその同盟国は多くの複雑な課題に直面している。」
この法案の主要な海外安全保障条項は、ジョー・バイデン大統領が昨年10月にウクライナ、イスラエル、その他米国のパートナー数社への支援拡大を求めた際に議会に要求したものとほぼ一致している。
この要請は、米国下院の共和党議員らが移民政策の変更と関連付けることを要求したため行き詰まっている。バイデン氏は法案の移民対策を称賛し、「議会が団結してこの超党派合意を速やかに可決するよう求める」と述べた。
先週水曜日に発表されたロイター/イプソスの世論調査によると、移民問題は米国人にとって2番目に大きな懸念事項となっている。米国国境警備隊は2023年度に国境で約200万人の移民を逮捕した。
ホアンハイ(ロイター通信、AP通信による)
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