エマニュエル・マクロン大統領政権の努力にもかかわらず、フランスの暴動状況は依然として複雑化している。
フランスの暴動は依然として複雑 - 写真: 7月1日、パリのシャンゼリゼ通りに集結した機動隊。 (出典:AP通信) |
7月2日、フランスのレ・レ・ローズ市長、ヴァンサン・ジャンブラン氏は、家族が寝ている間に暴徒らが自宅に「車を突っ込み」、さらに「火をつけた」と述べた。
彼はツイッターにこう投稿した。「妻と子どもの一人が負傷しました。それは、言い表せないほどの卑怯さから生まれた殺人計画だった。昨夜、暴動は恐ろしく不名誉なレベルにまでエスカレートしました。」
同日、マルセイユの中国総領事館は苦情を申し立て、地元当局に住民と財産の安全を確保するよう求めた。声明ではまた、フランス滞在中または訪問予定の中国人に対し、欧州全土で発生している暴動を受けて「警戒を強め」、「より慎重に行動する」よう勧告した。
これに先立ち、 CCTV (中国)は、6月29日にマルセイユ市内で中国人観光客を乗せたバスが襲撃されたと報じていた。暴徒らは窓を破壊し、観光客に軽傷を負わせた。マルセイユの中国領事館はその後、観光客グループが同国を離れたことを確認した。
交通違反で逃走しようとした17歳の少年が警察に射殺されたことをきっかけに始まったフランスの暴動は5日目に入った。暴徒たちは車を燃やし、インフラを攻撃し、治安部隊と衝突し続けた。同日、フランス内務省は暴動の5日目の夜に逮捕された過激派の数が719人に増加したことを確認した。
感染拡大直後、エリザベス・ボルヌ首相は国家安全保障当局者らと緊急会議を開き、エマニュエル・マクロン大統領は事態を直接指揮・解決するため、ブリュッセル(ベルギー)での欧州連合(EU)首脳会議への出席を切り上げ、ドイツへの渡航を延期せざるを得なかった。
一方、フランスのジェラルド・ダルマナン内務大臣は、7月1日の夜以来、国内の暴動を防ぐため4万5000人の治安要員を配備したと述べた。以前に暴動が発生したリヨン、グルノーブル、マルセイユには追加の治安部隊と装備が派遣された。
暴動の規模は縮小したように見えたものの、7月2日午前1時30分時点で治安部隊は依然として数百人を逮捕した。フランス警察は7月1日の夜だけで、暴動に関与したとみられる約1,000人を逮捕した。
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