(CLO)シリア軍は、同国第2の都市アレッポを突如攻撃し制圧した新たな反政府勢力に対し空爆を強化している。
シリア政府の反政府勢力撃退の決意
シリア内戦における長い沈黙の後の反政府勢力の突然の蜂起は、約8年間同国に安定をもたらしてきたバッシャール・アル・アサド大統領の政権に新たな挑戦を突き付けている。
新たに結成された反政府連合軍は軍事作戦司令部と名乗り、空港を含むアレッポ各地の主要拠点を制圧した。
シリア空軍はロシアの支援を受けて、アレッポ市の反政府勢力に対する空爆を開始した。写真:TASS
反政府勢力は日曜日、アレッポ市東方の主要な軍事施設を制圧し、進撃を強化した。しかし、一部の地域はクルド人反政府勢力の手に委ねられたままとなった。
反政府連合軍を撃退する決意をしたシリア軍の航空機は、シリアに拠点を置くロシアの航空機とともに、アレッポ、イドリブ、ハマの反政府勢力の拠点に対して爆撃を実施した。
ロシア国営通信社タス通信は日曜の報道でシリア軍司令部の発言を引用し、シリア空軍が「テロリストの拠点と補給線への攻撃を激化させ、数十人が死亡、負傷した」と伝えた。
アサド大統領は、反政府勢力の攻撃以来初めて、土曜日の地域首脳との電話会議で、シリアは「あらゆるテロリストとその支持者から自国の安定と領土保全を守り続ける」と発言した。
アサド大統領は、シリアは「同盟国や友好国の支援があれば、テロ攻撃がいかに激しくても、彼らを打ち負かし、破壊する能力がある」と述べた。
アサド大統領は日曜、訪問中のイランのアラグチ外相に対し、「(シリア)全土で全力と決意を持って」戦うつもりだと語った。
反政府勢力の攻撃によりシリアでは長期にわたる内戦が再燃し、30万人以上が死亡、600万人近くの難民が生まれた。シリアの内戦は公式には終結しておらず、2020年以降で最も重大な紛争の激化となっている。
2024年11月30日、シリア北部アレッポでシリア軍の空爆を受けた地域。写真:AFP
シリアの混乱が再び
シリアにおける新たな反政府勢力同盟は今回、構造的に多少変化した。この組織は、かつてアル・ヌスラ戦線として知られていたシリアの元アルカイダ系組織、ハヤト・タハリール・アル・シャーム(HTS)が率いており、米国やシリアで互いに戦ってきた他の数カ国がこれまで支援していたグループも参加している。
この問題は、シリア国内に多数存在するさまざまな反政府勢力間の戦争が続いていることでさらに複雑化している。具体的には、トルコが支援する自由シリア軍は日曜日、アレッポ県北部のタル・リファト市、アイン・ダクナ市、シェイク・イッサ市、その他いくつかの地域をクルド人武装集団から奪還したと発表した。
これらの地域は、以前はバッシャール・アル・アサド政権ではなく、多面的な内戦に関与していた別の勢力、シリア民主軍によって支配されていた。シリア民主軍は、人民防衛隊(YPG)として知られるグループのクルド人戦闘員で構成されており、トルコは同組織をテロ組織とみなしている。
シリア民主軍は過去にもシリア国内の他の反政府勢力と戦っており、イスラム国(IS)テロ組織との戦いでは米国の支援を受けている。
ブイ・フイ(TASS、CNNによる)
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出典: https://www.congluan.vn/quan-doi-syria-phan-kich-quan-noi-day-dang-xay-ra-tinh-trang-hon-chien-post323752.html
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