スロバキアはMiG-29機隊をウクライナに引き渡した(写真:スロバキア軍)。
「前政権は、防空システムも戦闘航空部隊も持たず、ミグ購入のために約束された7億ユーロさえもウクライナに与えなかった。前政権は、この資金もウクライナに与えたからだ」とカリナク大臣はスタンダード紙に語った。
ロベルト・フィツォ首相率いる新政権のもと、2023年10月に就任するカリナク氏は、前任者が交換装備の計画なしにウクライナに重要な軍事装備を搬入したと非難した。
同大臣は、スロバキアの領空がもはや保護されなくなる危険にさらされていると警告した。その理由は、米国のパトリオット防空システムが2023年末までにここから撤退し、イタリアのSAMP/Tシステムも今年中に移転される可能性があるためだ。
2022年、スロバキアは唯一のS-300防空システムをウクライナに寄贈した。 2023年には、政府はキエフに13機のMiG-29戦闘機も供給する予定だ。
西側諸国は、S-300に代わるパトリオット防空システムを提供するとともに、スロバキアに新しいミグ戦闘機隊の装備費として7億ユーロを返済することを約束した。しかしスプートニクによれば、この2つの約束はまだ果たされていない。
カリナク氏によれば、スロバキアはイスラエルの軍事企業と交渉中で、10億ユーロ相当の新たな防空システムの購入を検討しているという。
カリナク大臣は、国の安全保障上の損害を修復するには「何年も」かかる可能性があると述べた。同氏は、新政権が政権期間中にS-300防空システムの代替品を見つける可能性は低いと述べた。
2023年9月の選挙で同党が勝利した後、フィツォ氏はキエフへの軍事援助を停止し、ウクライナのNATO加盟を阻止すると約束した。
新首相はウクライナ紛争に対する西側諸国のアプローチを繰り返し批判している。同氏はキエフへの長期的な支援は「人的資源と資金の無駄」だと述べた。
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