長野県で男が銃と刃物を使って警察官2人を含む4人を襲撃し殺害した。
目撃者によると、5月25日、長野県中野市の農場で作業をしていたところ、「女性が『助けて』と言いながら道路から走ってきて倒れた」という。
「彼女の後ろには迷彩服を着て大きなナイフを持った男がいた」と72歳の目撃者は語った。女性が目撃者から約3メートル離れた場所に転落した後、容疑者は背後から女性を刺した。
「なぜそんなことをしたのですか?」男は尋ねた。 「殺したいから殺すんだ」と容疑者は言い、現場から立ち去った。
目撃者はその後救急車を呼び、近所の人たちが女性に応急処置を施そうとした。警察のパトカーが現場に到着すると、襲撃者は方向転換して車に向けて発砲し、警官2人を殺害した。
女性は刺され、その後病院で死亡した。死亡した警察官2人は、玉井芳樹さん(46)と池内卓夫さん(61)と確認された。当局は中野区の住民に対し、安全が確保されるまで屋内にとどまるよう呼びかけた。
共同通信社は、容疑者は30代で中野市議会議長の息子だと報じた。
5月25日、長野県中野市で起きた刺傷・銃撃事件の現場付近の警察。写真:共同通信
容疑者は5月26日午前4時半ごろ、中野市付近の農場の外で逮捕された。市議会の広報担当者によると、容疑者は父親の家に何時間も隠れていたという。
容疑者の母親を含む女性2人が家から逃げたが、そのうち1人が後に死亡した。
日本では殺人率は低く、銃規制法は世界でも最も厳しい部類に入るため、このような暴力行為は稀である。日本では銃を所有したい人は誰でも、許可証が与えられる前に厳格な審査プロセスを通過しなければなりません。中野での襲撃の動機はまだ明らかになっていない。
昨年7月、安倍晋三元首相が白昼堂々、手製の銃で暗殺され、日本は衝撃を受けた。容疑者の山上哲也氏は、安倍首相と統一教会とのつながりを理由に彼を狙ったとみられている。
そして先月、和歌山県西部の都市で選挙活動中だった岸田文雄首相に爆発物を投げつけた疑いで男が逮捕された。この事件で岸田氏に怪我はなかった。検察が起訴するかどうかを決める前に、容疑者は3か月間の精神鑑定を受けることになる。
フイエン・レ( AFP 、ロイター、ジャパンタイムズによる)
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