
4月7日、ジャネット・イエレン米財務長官と中国の李強首相は米中協力の将来について楽観的な見方を示した。このニュースは、イエレン氏が中国高官らと4日間にわたり協議した最中に伝えられた。
イエレン氏は李強首相に対し、米中関係は直接的かつオープンなコミュニケーションによってのみ前進できると語った。一方、李強氏は「中国は両国がライバルではなくパートナーとなることを心から望んでいる」と述べた。
同氏はさらに、中国のインターネットユーザーがイエレン氏の訪問の詳細を注視しており、「米中関係が改善し続けるとの期待」を示していると付け加えた。
米財務長官は南部の都市広州を訪問した後、中国の首都へ向かい、何立峰副首相と何時間にもわたって会談した。
両国は、既存の作業部会の枠組み内で均衡ある成長に関する協議を行うことで合意し、当局者は「過剰生産能力」に関する米国の重要な懸念について議論することが可能となる。
イエレン氏の今回の訪問は、1年以内に2度目の中国訪問となる。
イエレン氏は北京で2日間にわたる高官級協議の冒頭、「まだやるべきことはたくさんあるが、過去1年間で両国関係はより安定した基盤の上に築かれたと信じている」と述べた。
イエレン氏は地方の重要性も強調し、「消費促進から過剰投資への対処まで地方自治体は重要な役割を果たしており、北京市は特に重要である」と述べた。
米国の指導者はまた、世界の二大経済大国である両国は「複雑な二国間関係を責任を持って管理」し、世界的な課題への取り組みにおいてリーダーシップを発揮する義務があると付け加えた。
米財務省も4月6日、米中当局がマネーロンダリング対策の協力に関する交渉を開始すると発表した。目的は麻薬密売人への資金提供を断つことだ。
イエレン氏は北京滞在中、同市の尹勇市長や中国の藍仏安財務相とも会談した。
4月8日には劉鶴元副首相と中国人民銀行(PBoC)の潘功勝総裁と会談する予定。
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