ジョー・バイデン米大統領は6月8日、北大西洋条約機構(NATO)から派遣された最大8万人の米軍兵士がさまざまな目的でヨーロッパの多くの地域に駐留していることを明らかにした。
数万人の米軍兵士がヨーロッパや世界の他の地域に派遣されている。イラスト写真。 (出典:ミリタリータイムズ) |
ジョー・バイデン大統領は6月8日、米議会に宛てた書簡で「同盟国を安心させ、ロシアの攻撃を抑止するために派遣された部隊を含め、約8万人の米軍兵士が欧州のNATO諸国に派遣されている」と述べた。
このうち591人の兵士がNATOのコソボ軍(KFOR)に移送され、現在3,800人の兵士が5月下旬以来コソボ北部で緊張が再燃する中、同地域の安定維持の任務に当たっている。
さらに、アラビア半島地域では、米国は「イランとイラン支援団体による敵対行為から」同地域の米軍と権益を守るため、2,657人の軍人をサウジアラビアに派遣した。これらの部隊はリヤドと協力し、航空・ミサイル防衛能力の強化に貢献し、米軍機による作戦を支援する。
一方、ヨルダンに駐留する約2,900人の米軍部隊はISテロ集団の阻止を任務としている。米軍はISと戦うためにトルコとイエメンにも派遣されているが、バイデン大統領は書簡の中で具体的な数字を明らかにしなかった。
バイデン氏はまた、スーダンのハルツームの治安情勢が悪化していることから、米国の外交官や国民の避難作戦を実行するため、スーダンに同国の軍隊を派遣するとも述べた。
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