米統合参謀本部のチャールズ・ブラウン議長は、軍事接触再開の提案に対する北京からの返答をまだ受け取っていないと述べた。
アメリカ統合参謀本部議長、チャールズ・ブラウン将軍。 (出典:ジャパンタイムズ) |
12月3日、カリフォルニア州シミバレーで開かれたレーガン国防フォーラムで講演した米統合参謀本部議長のチャールズ・ブラウン将軍は、米国は中国からの前向きな決断を待っていると述べた。 「同盟国であろうと敵対国であろうと、対話を維持する能力は非常に重要です。敵対国の場合、状況を誤判断しないためにこれが不可欠です」とブラウン氏は指摘した。
11月の米中首脳会談で、ジョー・バイデン大統領と習近平国家主席は、昨年当時下院議長だったナンシー・ペロシ氏が台湾を訪問した後に途絶えた軍の通信を回復すると約束した。
ブラウン氏はこの会談の前に、中央軍事委員会(CMC)の劉振立総参謀長に手紙を書いたと述べた。ブラウン将軍は書簡の中で、二国間の通信チャネルの回復を求めた。しかし、アメリカの将軍によれば、劉振立氏と直接連絡を取ることができていないという。
さらにブラウン将軍は、サイバー能力と人工知能(AI)の分野では米国が依然として中国に対して優位に立っていると考えているが、ワシントンは「現状に甘んじることはできない」と強調した。
ブラウン将軍はウクライナ紛争について、米国はキエフへの追加支援によって戦争の帰結を左右しようとしていると述べたが、「いかなる軍事紛争も軍事的手段で完全に解決することはできず、外交的解決によってのみ紛争は終結する」と認めた。
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