7月第1週の世界平均気温はそれぞれ17.01度と17.18度となり、これまでの記録を破った。
7月4日、蛇口の下で涼むロシア人。写真:セファ・カラカン/アナドル通信
7月3日、世界の平均気温は17.01度に達し、米国立環境予測センターのデータによると1979年以降で最も高かった。7月4日にはさらに気温が上昇し、17.18度に達した。 CNNによると、これまでの記録は2016年8月の16.92度だった。欧州連合のコペルニクス気候変動サービスも、7月3日の世界気温がデータ上記録的だったと発表した。
専門家は、今年は気温記録が何度も破られる可能性があると警告している。非営利研究機関バークレー・アースの主任科学者ロバート・ローデ氏は、今後6週間で世界はより暑い日を経験する可能性があると予測している。この新たな世界記録は、自然現象であるエルニーニョと気候変動の影響が相まって、地球がいかに急速に温暖化しているかを示すものだ。
「北半球の夏はほぼ終わり、エルニーニョ現象が進行しているため、この記録は長く続かないだろう」と、英国グランサム気候変動研究所の講師フリーデリケ・オットー氏は語った。
今年は世界中で多くの気温記録が破られ、深刻な影響も生じました。米国では、テキサス州が6月下旬に熱波に見舞われ、気温は48度に達し、湿度も極めて高くなった。メキシコでは3月以降、気温の上昇により少なくとも112人が死亡した。
インドの熱波により、ビハール州でも少なくとも44人が死亡した。中国では数回の熱波に見舞われ、6か月間で日最高気温が35度を超える猛暑日が過去最多となった。国立気象庁によると、英国は1884年以来最も暑い6月を経験した。この月の平均気温は15.8℃で、これまでの記録を0.9℃上回った。 「自然の変動に加え、気候変動による地球の大気の温暖化により、記録的な高温になる可能性が高まっている」と英国気象庁の気象学者ポール・デイビス氏は述べた。
気候危機が悪化するにつれ、記録破りの熱波がより頻繁に、より激しくなるだろうと科学者らは言う。
アン・カン( CNNによると)
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