ロンドンのVNA特派員によると、欧州当局者は、英国のキール・スターマー首相が、戦後解決の一環としてウクライナに平和維持軍を派遣する「有志連合」の結成に関心のある約20カ国を集めたと述べた。
英国とフランスは、ウクライナ紛争を終わらせるためのいかなる合意も遵守するために軍隊を派遣する用意のある「有志連合」結成に向けた取り組みを主導している。
英国当局者によると、主に欧州と英連邦諸国のパートナーで構成されるこのグループは今週、ロシアとウクライナの紛争の停戦確保を目指して協議を行った。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、3月6日にブリュッセルで行われた欧州連合(EU)首脳会議の合間に、フランスのエマニュエル・マクロン大統領とこの計画と「新たな重要な措置の必要性」について協議した。一方、スターマー首相とマクロン大統領はブリュッセルでの協議後、3月7日に個別に会談する予定である。
オーストラリア、アイルランド、ルクセンブルク、ベルギー、トルコは、ウクライナへの軍事展開に参加する用意があると述べた。カナダ、デンマーク、スウェーデンも参加の可能性を否定していない。これらの国の国防大臣らは来週パリで会合し、協議を続ける予定だ。
情報筋によると、会談に参加した全ての国が人員提供を約束したわけではないが、ウクライナの平和促進に役割を果たしたいと考えているという。
ウクライナ当局は来週サウジアラビアで米国当局と和平協議を行う際に、欧州戦略について議論する可能性が高い。スターマー氏はこの計画について、欧州委員会(EC)のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長とも緊密に協力していると言われている。
ブリュッセルでは、ドナルド・トランプ米大統領がウクライナへの武器援助と情報提供を停止したことを受け、EU首脳らは一致団結してゼレンスキー氏を支持した。ハンガリーを除くEU26カ国が署名した声明は、ウクライナに対する「揺るぎない」支持を表明した。
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