米判事、新型コロナ流行で中国に240億ドル超の罰金

米連邦裁判所は3月7日、中国は新型コロナウイルス感染症のパンデミックの初期段階で情報を隠蔽し、防護具を買いだめしたことについて責任を問われるべきだとの判決を下した。

ミズーリ州東部地方裁判所のスティーブン・リンボー判事は、中国政府が新型コロナウイルス感染症の初期段階での行動に責任があるとの判決を下した。ニューヨーク・タイムズ紙によると、リンボー判事は判決文の中で、中国は「新型コロナウイルス感染症の危険性と範囲について世界を誤解させた」と述べ、個人用防護具の買いだめで中国が独占的に行動していたことを強調した。

リンボー氏は、上記の措置がパンデミックの初期段階での米国の対応を妨げ、医療施設がウイルス対応を支援するのに十分な機器を購入することをほぼ不可能にしたと述べた。リンボー判事は中国に240億ドル以上の罰金を科すことを決定し、米国内の中国資産を差し押さえることで罰金を執行することになる。

米国の医療スタッフが2020年に新型コロナ患者を蘇生させる

リンボー判事は、ミズーリ州司法長官事務所が2020年4月に起こした訴訟に関連して判決を下し、中国がウイルスの存在と拡散に関する情報を隠蔽し、個人用防護具の供給を遮断したと非難した。

ミズーリ州のアンドリュー・ベイリー司法長官は3月7日、パンデミック初期の行動について中国に責任があるとする判決を発表した。ベイリー氏は、ミズーリ州の農地を含む中国人所有の資産を差し押さえることで、240億ドル以上の罰金を執行すると付け加えた。

駐米中国大使館報道官の劉邦武氏は、中国政府はリンボー氏の判決を認めないと断言した。 「いわゆる訴訟は事実、法律、国際的前例に基づかない。中国の利益が損なわれるなら、国際法に従って相応の対抗措置を取る」と劉邦武氏は述べた。

ニューヨーク・タイムズによれば、外国政府はアメリカの裁判所で訴えられる可能性があるが、その法的手続きは外国主権免除法により比較的制限されている。リンボー判事は当初この訴訟を却下したが、控訴裁判所は訴訟をリンボー氏に差し戻した。

出典: https://thanhnien.vn/tham-phan-my-phat-trung-quoc-hon-24-ti-usd-lien-quan-dai-dich-covid-19-185250308180550503.htm