ウラジーミル・プーチン大統領が2月6日、ロシアのモスクワで元アメリカのトークショー司会者タッカー・カールソン氏とインタビューを受ける(写真:スプートニク)。
最初の24時間で、このインタビューはXプラットフォームだけで1億5000万回以上視聴されたが、視聴者の幅広い関心が支持を意味するわけではないとクレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏は指摘した。
「最も重要なのは、大統領の声が聞かれることだ。もし彼の声が聞かれれば、多くの人が彼の言うことが正しいかどうか疑問に思うだろう。少なくとも、人々はそれについて考えるだろう」とタス通信はペスコフ氏の言葉を引用した。
2月9日、プーチン大統領は、米国フォックスニュースの元司会者として有名なジャーナリスト、カールソン氏に2時間インタビューし、ウクライナ紛争、ロシアと米国、NATO、そして西側諸国全般の関係に焦点を当てた。プーチン大統領が西側メディアの質問に答えるのは2年以上ぶりとなる。
クレムリン報道官は、ワシントンが「何らかの形で」すべての主要ラジオ局と新聞を所有しているため、ロシアがメディア分野で米国と競争するのは難しいだろうと指摘した。
その意味で、カールソン記者とのインタビューは、モスクワの立場を国民に伝える「非常に良い機会」だとペスコフ氏は語った。
プーチン大統領はカールソン氏への返答で、交渉に復帰する意向を示したが、西側諸国はロシアが現在保持しているウクライナ領土の約5分の1に対するロシアの支配を受け入れなければならないと主張した。同氏はまた、米国が戦争を終わらせたいのであればウクライナにこれ以上の武器を供給しないよう警告した。
しかし、クレムリン報道官は、インタビューがなくても米国政府はプーチン氏のメッセージをよく理解していたと指摘した。
「問題は、知っているかどうかではなく、望むかどうかだ。交渉への道に入るために行動する意欲については、これまでのところ、米国にはそうする意欲や政治的意思は見られない」とペスコフ氏は語った。
このインタビューの影響について、米国家安全保障会議の報道官ジョン・カービー氏は、米国内でのこのインタビューの影響は限定的だと述べた。
「たった1回のインタビューでアメリカ国民が影響を受けるとは思わない」とカービー氏は語った。
このインタビューが米議員に影響を及ぼすかどうかについて、カービー氏はホワイトハウスは「議会でウクライナ支援に強力な超党派の支持があると確信している」と述べた。
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