ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、中国の不動産グループ、エバーグランデの創業者徐家銀氏の資産は現在わずか9億7900万ドルだ。その理由は、同社の株価が8月末に取引を再開して以来86%下落しているためだ。
中国最大級の破産による損失を抑えようとする債権者たちから、彼の資産は特に注目されている。
恒大集団の会長は2017年に中国で2番目に裕福な人物となり、資産は420億ドルに達した。それ以来、彼の資産は98%減少した。彼は違法行為の疑いで中国当局からも捜査を受けている。
中国の不動産グループ、エバーグランデの創業者の資産は現在わずか9億7900万ドルだ(写真:フォーブス)。
中国政府が恒大集団の救済を拒否したため、同氏は会社の株式や美術品や書道作品を含む個人資産を売却しなければならなかった。昨年、彼はロンドン(英国)で2億ドル以上の価値がある別の別荘を売却したと言われている。
かつては中国最大の不動産会社だったエバーグランデは、現在では負債が3000億ドルを超え、世界で最も負債の多い会社として知られている。
調査を受けている会長のせいで、恒大の再編計画はさらに停滞している。債務再編が不可能な場合、恒大は資産の清算を余儀なくされる可能性がある。香港の裁判所は10月30日にこの件について判決を下す予定。
法律事務所ホーガン・ロヴェルズの専門家ジョナサン・レイチ氏によると、清算命令が実行されれば、当局は債権者全員の利益のためにエバーグランデの資産を現金化することになるという。
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