5月18日夜、主要先進7カ国(G7)首脳らが日本で会合する中、地域への影響力を高めるため、中国・中央アジア首脳会議が開幕した。
5月18日夜、西安市で中国・中央アジア首脳会議が開かれ、各国の首脳とその配偶者らが出席した。 |
会議は5月18日から19日にかけて、かつて中国と中央アジアを経由してヨーロッパを結んでいた「シルクロード」の東の終点である中国西部陝西省の古都西安で行われた。
中国が31年前に中央アジア諸国(カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンを含む)と国交を樹立して以来、対面での会議が開催されるのは今回が初めて。
北京は首脳会談が「非常に重要な意義」を持つと断言し、戦略的に重要なこの地域との関係を深めたいと考えている。
中国の習近平国家主席は首脳会談中の歓迎晩餐会で演説し、中央アジア諸国との関係における「新時代」を歓迎した。
同首脳によれば、関係強化は「戦略的な選択」であり、共同の努力により首脳会談は大成功するだろうと自信を示した。
北京の公式統計によると、中国と中央アジア諸国間の貿易は2022年に700億ドルに達し、2023年第1四半期には前年比22%増加した。
世界第2位のエネルギー消費国である中国は、中央アジアの天然ガス田に数十億ドルを投資しており、鉄道網によって中国とこの地域は結ばれている。
専門家らは、今回の会議で関係者らは、中国とキルギスタン、ウズベキスタンを結ぶ60億ドル規模の鉄道や、中央アジアから中国へのガスパイプラインの拡張など、広大なネットワークのさらなる拡大に向けた合意に達することを目指すだろうと予想している。
19日午前には6カ国の首脳全員が参加する記者会見が行われ、共同声明が発表される見通しだ。
首脳会談に先立ち、カザフスタン、キルギスタン、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンの首脳らが中国国家主席と初の二国間会談を行った。
習近平主席は会談で、北京は長期にわたる友好、団結、互恵を基礎として各分野での協力を強化し、包括的協力を展開して近隣諸国との中国の共通の成長に貢献したいと強調した。
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