先週末に行われたマラガマラソン2023で、ランナーのリカルド・ロサードは追い抜く代わりにペースを落とし、ライバルであるケニアのエバンス・キムタイ・キプロノが先にゴールできるようにした。
マラソンランナーのリカルド・ロサドとエバンス・キムタイ・キプロノ。 (出典:エル・ムンド) |
レースが最終段階に入った時点で、リカルド・ロサード選手とエヴァンス・キムタイ・キプロノ選手はそれぞれ6位と5位を走っていた。しかし、ゴールラインに近づくにつれて、ケニアの選手は疲れ果ててしまい、走り続けることができなくなった。
ロサドは追い抜いて1位になるチャンスを逃す代わりに、スピードを落としてエヴァンス・キムタイ・キプロノがゴールラインまで到達できるよう手助けした。彼はまた、キプロノに先にゴールラインに触れさせ、6位を受け入れた。
レース後、マラガ・ホイとのインタビューで、スペイン出身の彼はこう語った。「マラソンを走るのは素晴らしい経験です。今日は彼がレースを通して私より優れていたので、5位入賞は当然だったと思います。相手に共感することが大切で、これからもそうしていきます。」
ロサド選手は2時間14分23秒というタイムで完走した初のスペイン人選手として1,000ユーロを受け取った。しかし、彼は5位で獲得した500ユーロのボーナスを逃した。
しかし、地元メディアによると、主催者は彼の高潔なスポーツマンシップの行為に対して5位入賞に対して追加で500ユーロを授与したという。 「ゴールラインからわずか数メートルのところでケニアの対戦相手を助けたロサドの行為は、連帯の精神と、このスポーツを素晴らしいものにしている価値観を示している。」
エル・ムンド紙によると、キプロノさんはレース終了後、すぐに脱水症状の治療のため病院に搬送された。
12月10日のマラガマラソンでは、キプロノと同じケニア人のチャールズ・ムネリアが2時間8分54秒のタイムで男子部門で優勝した。モロッコ出身のアブデリラ・エル・マイモウニ選手が2位、同じくケニア出身のムサ・キプソヤン選手が3位となった。
女子ではケニアのパメラ・ジェプコスゲイが優勝し、モルドバのリリア・フィシコビッチ、スウェーデンのハンナ・リンドホルムが続いた。
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