(ダン・トリ) - ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、将来の平和のあらゆる側面について米国と協議する用意はあるが、越えてはならない一線と考えられる側面がまだあるだろうと述べた。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領(写真:ロイター)。
「私はドナルド・トランプ米大統領に対し、いつでも無条件で交渉する用意があると伝えた。我々はあらゆることを話し合う用意がある」とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2月14日、ドイツで開かれたミュンヘン安全保障会議の合間に記者団に語った。
同氏は、米国がウクライナのNATO加盟に消極的であることは理解しているが、将来それが変わるかどうかは不明だと認めた。
「現在、米国もトランプ大統領もNATOについて議論する準備ができていない。彼らはウクライナがNATOに加盟できないと考えている。彼らは、ウクライナがNATOに加盟したいという願望が、我が国の憲法に定められていることをロシアの軍事行動の主な理由だと考えている」とゼレンスキー氏は述べた。
ゼレンスキー氏はまた、ウクライナはNATO加盟へのアプローチを調整する可能性を排除していないと強調した。
「我々はNATOに加盟したいか? そうだ。だが、それは単にNATOという言葉の問題か? いいえ、それは安全保障の問題だ」と彼は語った。
同氏は、この場合、平和維持活動の限界やウクライナ軍の規模など、安全保障の詳細が主な争点となるだろうと強調した。ゼレンスキー氏は、ウクライナがNATOに加盟しない場合、ロシアの脅威に対処できるよう軍の規模を150万人に増強する必要があると見積もった。
交渉における越えてはならない一線について問われると、ゼレンスキー氏はそれはウクライナの領土保全であると指摘した。
「法的には、我々は支配地域をロシア領として認めることはない。それらはウクライナ領だ。境界線は明確で、我々の憲法にも明記されている。これを決定できるのはウクライナ国民だけだ」とゼレンスキー大統領は強調した。
トランプ大統領は2月12日、ウクライナがNATOに加盟し、その全領土を回復することは「非現実的」だと宣言した。一部の欧州同盟国は、ロシアとウクライナの紛争解決をめぐる米国とロシアの協議から自国とウクライナが除外されるのではないかと懸念している。
こうした懸念に応えて、トランプ大統領とクレムリンは会談にウクライナも含めることを約束した。
一方、ゼレンスキー大統領は、トランプ大統領と戦争終結に向けた共同計画を準備した後、プーチン大統領以外のロシア代表と交渉する意図はないと述べた。
「私がロシア人と会うのはプーチン氏だけだ。そして、トランプ氏や欧州と共通の計画を策定した後でのみだ。我々はプーチン氏と交渉のテーブルに着き、紛争を終わらせる。私が会う用意があるのはこの場合のみであり、他のいかなる妥協形式でも会うつもりはない」と同氏は述べた。
[広告2]
出典: https://dantri.com.vn/the-gioi/ukraine-vach-lan-ranh-do-dam-phan-voi-ong-trump-20250215053429218.htm
コメント (0)