6月13日、ドネツィク州マカリーウカ地区のウクライナ軍。
ロイター通信は6月13日、ウクライナが反撃の初期段階で前進を続けていると報じたが、ロシアは制圧した地域を守るために「全力を尽くしている」と述べた。
ウクライナのハンナ・マリアル国防副大臣は、同国軍がバフムート市付近で250メートル、ウクライナ東部のトレツク戦線で200メートル、港湾都市ベルジャンスク方面に500～1,000メートル前進したと述べた。
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マリアル氏はまた、ウクライナ軍が最大３平方キロメートルの地域を支配していると述べたが、それがいつなのかは明らかにしなかった。同当局者はこれに先立ち、6月12日夜にはウクライナ側が6.5キロ前進し、90平方キロの地域を制圧したと述べていた。
マリアル副大臣によれば、ロシアは航空支援を行っており、ウクライナ軍に向けて高強度の砲撃を行っている。それだけでなく、ウクライナ側は「対戦車塹壕と組み合わされた連続した地雷原」にも遭遇した。
「これらすべてに加え、装甲車両に乗った敵部隊による絶え間ない反撃や、対戦車誘導ミサイル（ATGM）や自爆無人航空機（UAV）の大量使用も発生している」と彼女は語った。
ロシアは公式には敵の進撃を認めておらず、キエフが大規模な反撃を開始して以来、ウクライナの攻撃を撃退し、多大な損害を与えたと述べている。
ロシア国防省は13日午後、ウクライナがバフムート周辺と南ドネツィク州への攻撃を続けていると発表した。ロシア側は、マカリウカ村付近でのウクライナ軍の攻撃3回と、ドネツク南部のリヴノピリ地域付近での攻撃2回を撃退した。
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タス通信は6月13日、ロシア当局がウクライナでロシア兵が捕獲した西側製のレオパルド戦車とブラッドレー装甲車の映像を公開したと報じた。
ロシア国防省は、ロシア兵がザポリージャ地域で車両を点検している映像を公開した。車両の中にはまだ作動可能なものもあった。
ロシア国防省は「一部の戦闘車両のエンジンは作動しており、戦闘が一時的なものであったことを示している」としている。ウクライナは上記の情報についてコメントしていない。
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別の動きとしては、TASS通信社は6月13日、フランスのエマニュエル・マクロン大統領がウクライナの大規模な反撃は数週間から数ヶ月続くだろうとの予測を報じた。
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同氏は、ウクライナの反撃がキエフとモスクワ間の将来の和平交渉の条件を整えるだろうとの期待を表明した。
フランスの指導者はキエフに対する長期的な支援への決意を改めて表明し、「有利な条件で交渉段階に移行する」かどうかはウクライナ軍の反撃にかかっているため、それが成功するだろうとの期待を表明した。
ロシア、スパイ容疑者グループを逮捕
ロイター通信によると、ロシア連邦保安庁（FSB）は6月13日、ウクライナに軍事機密情報を提供し、破壊工作を計画していた疑いで元防衛産業の従業員らのグループを逮捕したと発表した。
FSBは関係者の名前を明らかにしていないが、軍事情報のためのスパイ活動と、ロシア空軍の兵器システムや装備の製造に使われる技術文書やモデルの転送を行ったと非難している。
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このグループはまた、ウクライナ作戦に参加する部隊への補給に使われていたロシアのクルスク州とベルゴロド州の鉄道線路を爆破する計画に関与したと非難されている。
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