9月15日、ポーランド、ハンガリー、スロバキアはウクライナ産穀物の輸入に対する独自の制限を発表した。ウクライナのキエフ地方にあるズグリフカ村近くの畑での小麦の収穫。 (写真:ロイター) |
この動きは、9月18日にウクライナの通商代表タラス・カチカ氏がメディアに確認した。
欧州連合(EU)が5月に課した制限措置により、ポーランド、ブルガリア、ハンガリー、ルーマニア、スロバキアはウクライナ産の小麦、トウモロコシ、菜種、ヒマワリの種の国内市場での販売を禁止することができた。
しかし、これらの措置により、上記の品目が他の場所に輸出するために通過することは依然として許可されています。
欧州委員会(EC)がウクライナに隣接するEU加盟5カ国への輸入禁止措置を延長しないことを決定したことを受け、ポーランド、ハンガリー、スロバキアは9月15日、ウクライナ産穀物の輸入に対する独自の制限を発表した。
ワルシャワ、ブダペスト、ブラチスラバはいずれも、自国の経済の利益のために行動しており、この3カ国による措置は農産物の過剰供給から農家を守るためだと主張している。
「3カ国の行動が合法であることを証明することは重要であり、だからこそウクライナは9月19日に法的手続きを開始する」とカチカ氏は強調した。
ウクライナの通商代表は、ワルシャワが追加措置を撤回しない場合、キエフもポーランドに同様の措置を課す可能性があると警告した。
カチカ氏によれば、キエフは追加製品に対して「報復」せざるを得なくなり、ポーランドからの果物や野菜の輸入を禁止する可能性があるという。
これに先立ち、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、制限措置を決定するために国際仲裁に頼る可能性があると発表した。
* 同日、ルーマニアのマルセル・チオラク首相は、輸入需要が増加すれば、ブカレストはウクライナ産穀物の販売禁止の延長を検討すると発表した。
チオラク氏によれば、欧州委員会が輸入禁止を延長しないと決定して以来、ルーマニアはウクライナからの穀物輸入要請を一切受けていないという。
* スペインのルイス・プラナス・プチャデス農業大臣は、一部のEU加盟国によるウクライナ産穀物の輸入禁止は「違法と思われる」と警告した。
プチャデス氏によれば、EU加盟国によるウクライナ産穀物の輸入の一方的な禁止は「違法と思われる」が、これはECの判決次第だという。
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