ローモーションがまとめたデータによると、バッテリー駆動の電気自動車とハイブリッド車の世界販売台数は2月に120万台に急増し、前年比50%増加した。

中国は引き続き電気自動車市場を支配し続けている。中国自動車工業協会のデータによると、中国での自動車販売台数の約4分の3が昨年比87%増加した。

今年の最初の2か月間の自動車販売は、ショッピングシーズンのピークである旧正月の影響で急増した。中国では140万台の電気自動車が購入され、同期間における世界全体の販売台数の約60%を占めた。

BYDは2023年第4四半期にテスラを抜いて世界最大のバッテリー電気自動車メーカーとなり、安定した成長率を維持している。

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中国は電気自動車の消費でトップを走っている。写真: SCMP

深センを拠点とする自動車メーカーは、最初の2か月間で13万3,361台の電気自動車とハイブリッド車を販売したと発表した。 2月の電気自動車の輸出台数は倍増し6万7025台となり、3カ月連続で過去最高を記録した。

テスラは中国での市場シェアを中国のライバル企業に奪われ続けており、先月の販売台数は1月の49.2%減から50%以上減少して3万688台となった。

EUは昨年10月下旬、補助金反対の調査を受けて中国製自動車に関税を課した。米国とカナダも中国製電気自動車に100%の関税を課しており、ドナルド・トランプ米大統領はより高い関税を課すと警告している。

中国は電気自動車のサプライチェーンを支配しており、世界のバッテリー製造能力の4分の3以上を占めている。

インサイト・アンド・インフォ・コンサルティングによれば、中国本土の企業は電気自動車の組み立てに必要なあらゆる種類の部品の市場の3分の2以上を占めている。

バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェット氏が株式を保有するBYDは、研究費を倍増し、株式売却を通じて56億ドルを調達する計画を発表した。

アナリストらによると、BYDはブラジル、ハンガリー、インドネシア、タイの工場が生産能力増強のため完成に近づいており、関税には動じていないようだ。

一方、欧州での電気自動車の販売台数は今年最初の2か月間で20%増加して50万台となり、北米での納車台数も同様に30万台に増加した。

(サウスカロライナ州立大学モーニングサーキット通信によると)