中国の副首相は、米国との関係にダメージを与えた予期せぬ出来事を遺憾に思うと述べた。
中国の何立峰副首相は7月8日、イエレン米財務長官との会談で「中国は李強首相との間で合意した内容を真剣に実行し、具体的な行動に移す」と明言した。
ハ氏はまた、「気球事件など、いくつかの予期せぬ、意図せぬ出来事が両国首脳の合意の実施に支障をきたした」ことについて遺憾の意を表明した。
イエレン長官は、両国関係に若干の緊張があるにもかかわらず、世界二大経済大国間の協力強化を促すとともに、特定の活動に関する懸念について米国と中国が直接コミュニケーションを取ることを提案した。
イエレン氏によると、2022年の米中二国間貿易額が「記録的」となったことは、両国がいかに密接に結びついているかの証拠だという。イエレン氏は「わが国の企業には貿易や投資に携わる機会がたくさんある」と語った。
中国の何立峰副首相(右)と米国のジャネット・イエレン財務長官が7月8日に北京で会談する前。写真:ロイター
2022年11月のジョー・バイデン米大統領と中国の習近平国家主席の会談では、緊張が続いた両国関係の改善に努めていると見られていた。しかし、2月に米国は中国の気球をスパイ装置だと信じて撃墜し、両国間の高官レベルの対話は凍結した。
イエレン国務長官の4日間の中国訪問は、米国が両国間の協力分野における緊張緩和を目指している中で行われた。イエレン氏は訪問中、両国が協力する必要がある分野について繰り返し言及した。
イエレン長官はまた、米国が中国から自国経済への「リスクを軽減」するとともに、自国企業に対する米国が「不公平な扱い」とみなす問題に対処するための動きを擁護した。
7月7日の会談で、中国の李強首相は、イエレン氏を乗せた飛行機が北京に到着した後に虹が現れたと述べた。 「これは米中関係にも当てはまると思う。嵐のような時期が過ぎれば、必ず虹が見えてくる」とリー氏は語った。
中国当局者もイエレン氏の訪問に前向きな見方を示した。中国財務省は、今回の訪問は「両国間の意思疎通と交流の強化に役立つだろう」と述べ、米中経済貿易関係は相互に利益をもたらすものだと語った。
米中関係は台湾、貿易、その他の意見の相違などの問題をめぐって緊張が高まっている。しかし、バイデン大統領は6月19日、米中関係は「順調に進んでいる」と評価し、アントニー・ブリンケン国務長官の中国訪問が一定の成果をもたらしたと示した。
グエン・ティエン( AFP通信による)
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