ウクライナのゼレンスキー大統領は7月、オチャキフ市の軍病院を訪問し、主任医務官のテティアナ・オスタシチェンコ氏と会談した(写真:ロイター)。
これを受けて、軍医療部隊の司令官テティアナ・オスタシチェンコ氏は11月19日に解任され、首都キエフの軍病院長アナトリー・カズミルチュク氏が後任に就任した。
「本日、重要な人事決定が下された。国防大臣の要請により、軍医療部隊の司令官を交代した」とウクライナ大統領は述べ、さらに「キエフの主要軍病院長アナトリー・カズミルチュク少将を新司令官に任命した」と付け加えた。
ゼレンスキー大統領は、戦争中、社会、特に医療界では「兵士に対する新たなレベルの基本的な医療支援が必要だ」と強調する発言が数多くあったと説明した。
ゼレンスキー大統領は、ウクライナのルステム・ウメロフ国防相との実務会議で、「ウメロフ国防相との今回の会議で優先事項が設定された。結果を待つ時間はほとんど残されていない。今後の変化の前に迅速に行動する必要がある」と述べた。
ウメロフ大臣もテレグラムでこの変更を認め、デジタル化や「戦術医学」、部隊のローテーションなどを最優先事項に設定した。
「私はウクライナ大統領に医療部隊司令官の交代を要請した。交代の理由はウクライナ国防軍で戦っているすべての人々のためだ。この問題は何度も議論されてきた。兵士たちの医療物資問題を解決する時が来た」と同氏は説明した。
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