ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は6月26日、ロシアのテレビで、危機解決に向けた協議で交わした約束は守られるだろうと述べた。プーチン大統領によれば、民間軍事会社ワグナーの兵士はロシア国防省や他の治安機関と契約を結び、母国に帰国したり、隣国ベラルーシに移住したりすることができるという。
「国防省や他のロシアの法執行機関と契約を結ぶか、家族や友人の元に戻る機会があります。 「望む人は誰でもベラルーシに来ることができる」とプーチン大統領は述べた。
ロシアのウラジミール・プーチン大統領。 (写真:ロイター)
「ワグナーグループの戦闘員と指揮官の大半はロシアの愛国者でもあり、自国民とロシアに忠誠を誓っている。彼らは戦場での勇気でそれを証明してきた」とプーチン大統領は語った。
「蜂起の主催者は、国の利益と将来のために肩を並べて戦った兄弟や同志に対して彼らを利用した」とプーチン大統領は付け加えた。
ロシアの指導者は、「最後の一線で立ち止まり」 、そして「兄弟殺し」を防いだワグナーの兵士と指揮官たちに感謝の意を表した。
ワグナーはロシアで一夜にして大規模な反乱を起こし、6月24日朝にはロストフ州の州都ロストフ・ナ・ドヌ市の多くの軍事施設や行政施設を掌握し、ロシア南部軍管区の司令部を制圧した。
その後、ワーグナーはヴォロネジとリペツクの両都市に入り、ロシアはこれに応じて対テロ作戦を開始した。プリゴジン氏は、ワグナー軍がロシアの首都から約200キロ離れた地点にいたこともあると述べた。
しかし、ワグナー軍団長は後にモスクワ進軍命令の取り消しを認めた。これを受けて、6月24日、エフゲニー・プリゴジン司令官は、ワグナー傭兵部隊が「野戦キャンプに帰還した」と述べた。
これに先立ち、ベラルーシ大統領府は、アレクサンドル・ルカシェンコ氏がボスのプリゴジン氏との交渉に成功したと発表していた。
「エフゲニー・プリゴジン氏は、ワグナーの反乱を阻止し、両者間の緊張を緩和するためのさらなる措置を講じるというアレクサンドル・ルカシェンコ大統領の提案を受け入れた」とベラルーシ大統領府は声明で述べた。
クレムリンはワグナーとの取引の詳細も明らかにした。クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏は、ワグナーの兵士らはウクライナ紛争の最前線での活動について責任を問われることはないと述べた。ウラジーミル・プーチン大統領は「常に彼らの功績を尊重している」とペスコフ氏は説明した。
コン・アン(出典:RT)
役に立つ
感情
クリエイティブ
個性的
[広告2]
ソース
コメント (0)