ドナルド・トランプ米大統領は3月6日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国を防衛する可能性を残したが、加盟国が自国の防衛に十分な資金を投入しない場合は防衛しないと明言した。
ドナルド・トランプ米大統領は、NATO諸国に防衛費を大幅に増額することを望んでいる。 (出典:AFP) |
ロイター通信は、トランプ大統領が大統領執務室で記者団に対し「これは常識だ。彼らが支払わないなら、私は彼らを守らない」と述べたと報じた。
米国の指導者は、これは長年の自身の見解であり、この立場は自身の最初の任期中にNATO同盟国と共有されたと述べた。
こうした取り組みによりNATO加盟国は支出を増やすことになったが、「現在でも十分ではない」と同氏は述べた。トランプ氏はまた、危機の際にフランスや「他の国々」が米国を守ってくれるかどうか疑問視した。
さらにトランプ氏は日本との同盟についても言及し、「ワシントンは東京と素晴らしい関係を築いているが、われわれは彼らを守らなければならないが、彼らはわれわれを守る必要はないという興味深い合意も結んでいる」と強調した。
トランプ氏の発言は、同日、 NBCニュースが複数の米国高官や元高官がトランプ大統領がNATOへの米国の参加方法を大幅に変更することを検討していると明らかにしたと報じた文脈でなされた。
具体的には、トランプ氏は顧問らと協議し、米国の基準に従って一定の防衛費基準を満たす加盟国の保護のみを優先する方向で、NATOに対する米国の関与レベルを調整することを話し合った。
この提案が実施されれば、加盟国が攻撃を受けたものの必要な防衛費水準を満たしていない場合、米国は加盟国の防衛を拒否する可能性がある。これにより、NATOの基本原則、特にいずれかの加盟国に対する攻撃は全加盟国に対する攻撃とみなされると規定する第5条が変更になる可能性がある。
さらに、トランプ氏は軍事演習の実施方針を調整し、必要な防衛費水準を満たすNATO諸国との協力のみを優先することも検討している。
しかし、 NBCニュースは、この問題について質問された米国国家安全保障会議の当局者は「トランプ大統領はNATOと第5条に引き続き尽力している」と明言したとも報じた。
トランプ氏は、NATO諸国が2014年に同盟国が設定したGDPの2%という最低防衛費目標を達成していないと繰り返し批判している。この格差は不公平であり、米国にさらなる負担を強いるものだと考えている。最近では、同首脳はNATO加盟国がGDPの5%を防衛費に充てるべきだと提案した。
防衛費問題については、3月6日にベルギーのブリュッセルで開催された欧州連合(EU)特別首脳会議の場で、ポーランドのドゥダ大統領は、NATO加盟国は防衛費を少なくともGDPの3%まで直ちに増額すべきだと提案したと述べた。
ポーランドの指導者は、現状ではNATOが防衛費目標の達成を2030年まで待つことはできないと主張した。
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出典: https://baoquocte.vn/tong-thong-my-ra-de-bai-kho-cho-nato-dong-cham-den-ca-dong-minh-nhat-ban-ba-lan-de-xuat-muc-tieu-tham-vong-306650.html
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