情報筋によると、追放されたニジェール大統領は「医師の診察を受け」、医師は大統領とその家族に食料を届けたという。バズーム氏の健康状態は現在安定している。
8月12日、追放されたモハメド・バズーム大統領の側近らは、同政治家の健康状態に対する懸念が高まる中、同大統領が医師の診察を受けたことを確認した。
バズーム氏は、大統領警護隊が先月末にクーデターを起こして以来、拘留されている。
バズーム氏の側近の一人によると、追放されたニジェール大統領は「医師の診察を受け」、自身と家族に「本日（8月12日）」食料を届けたという。バズーム氏の健康状態は現在安定している。
欧州連合（EU）とアフリカ連合（AU）は他の国々とともに、バズーム氏の状況について警鐘を鳴らしている。一方、国連人権高等弁務官フォルカー・ターク氏は、バズーム氏の拘留状況は「非人道的な扱いであり、国際人権法に違反している可能性がある」とする情報を引用した。
ヒューマン・ライツ・ウォッチ（HRW）は今週初めにバズーム氏と話をしたと発表した。 HRWはバズーム氏が自分と家族が受けた扱いを「非人道的で残酷」だと述べたと伝えた。
これに先立ち、7月26日にはニジェールの兵士らがバズーム大統領を打倒し、大統領官邸に拘束するとともに、国境を封鎖し、全国的な夜間外出禁止令を宣言した。
7月28日、2011年より大統領警護隊の隊長を務めるアブドゥラハマネ・チアーニ将軍は、移行期間中に自らをこのアフリカ国家の新しい指導者であると宣言し、いかなる外国軍の干渉も混乱を招くと警告した。
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