ロイター通信によると、米連邦最高裁判所の判事らは、3月5日にコロラド州の共和党予備選挙の投票からトランプ氏を失格とした2023年12月19日のコロラド州最高裁判所の判決を全会一致で覆し、合衆国憲法修正第14条によりトランプ氏は再び公職に就く資格がないと判断した。
合衆国憲法修正第14条第3項は、「合衆国憲法を支持する」と宣誓したにもかかわらず「憲法に反する反乱や謀反に従事した」いかなる「合衆国の役人」も、その職に就くことを禁じている。
「州は州の公職に就いている、あるいは就こうとしている人物を罷免できると我々は結論づける。しかし、憲法の下では、州には連邦公職、特に大統領職に関して第3条を執行する権限はない」と、米最高裁判所に提出された文書は述べている。
最高裁判所は、連邦職員および候補者に対して合衆国議会のみが憲法修正第14条第3項を執行できると判断した。
トランプ氏は米最高裁の判決直後、ソーシャルメディアに「アメリカにとって大きな勝利だ!!!」と投稿した。
ドナルド・トランプ前米大統領は3月2日、バージニア州リッチモンド(米国)で行われた選挙集会に出席した。
コロラド州の有権者6人からなるグループがトランプ氏の選挙資格を法廷で争った。ロイター通信によると、これらの有権者はトランプ氏を米国民主主義への脅威とみなし、2021年1月6日にトランプ氏の支持者らが議事堂を襲撃したことについてトランプ氏に責任を負わせようとした。訴訟では、トランプ氏は憲法修正第14条に基づき公職に立候補する資格がないと主張している。
トランプ氏は合衆国憲法修正第14条に基づきメイン州とイリノイ州でも投票を禁じられているが、コロラド州の訴訟に対する最高裁の判決が出るまでこれらの決定は保留されている。
トランプ氏、ミシガン州、ミズーリ州、アイダホ州で大勝利
トランプ氏は現在、11月5日の米国大統領選挙で民主党のジョー・バイデン大統領に挑戦する共和党候補の最有力候補だ。共和党候補指名争いでトランプ氏に残る唯一のライバルは、サウスカロライナ州の元知事ニッキー・ヘイリー氏だ。
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