イスラエル首相府はエルサレム・ポストに対し、ネタニヤフ首相は沿岸都市テルアビブ近郊のシバ病院で治療を受けており、健康診断の結果、現在は「容態良好」であると語った。なお、首相官邸はそれ以上の詳細を明らかにしなかった。

7月15日、イスラエル首相は自宅で倒れて入院した。写真:ワシントン・タイムズ

イスラエルの主要ニュースサイト「ワラ」によると、ネタニヤフ首相に近い匿名の当局者は、首相がカイサリアの自宅で気を失ったが、シェバ病院に到着した時には完全に意識があったと語った。イスラエルの別のニュースサイト「ハアレツ」は、シェバ病院関係者の話として、ネタニヤフ首相は意識があり自力で歩いていると伝えた。 i24ニュースによると、初期の医療報告では、イスラエル首相が意識を失った際に頭を「床に強く」打ち付けたことがわかった。

ネタニヤフ首相は昨年末、ユダヤ教の大罪の日であるヨム・キプールの礼拝中に「気分が悪くなった」ため、一時入院した。

73歳のネタニヤフ氏は、総任期が15年を超え、イスラエルで最も長く在任している指導者である。現在の極右政権は宗教政党と民族主義政党の代表者で構成され、昨年12月から国を運営している。イスラエル政府は現在、司法制度改革の計画を実行するにあたり、強い反対に直面している。数万人のイスラエル人が全国各地で抗議デモを行った。

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ヒュー・ドゥオン(ワシントン・タイムズ、エルサレム・ポスト紙による)