トルコのハカン・フィダン外相は12月27日、米国のアンソニー・ブリンケン外相との電話会談で、米国がトルコにF-16戦闘機を供給する契約の約束を完全に履行することを期待すると述べた。
米国によるF-16ブロック戦闘機のトルコへの移転は、トルコがスウェーデンのNATO加盟申請を検討するための条件となっている。 (出典:ロイター) |
トルコは現在、F-16ブロック70戦闘機と、F-16艦隊のアップグレード用のスペアパーツキット79個を米国から購入したいと考えている。フィダン外相は、トルコは米国政府と議会が「同盟の精神に従って行動し、約束を果たす」ことを期待していると述べた。
また、電話会談の中で、フィダン外相はブリンケン外相に対し、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟議定書の批准手続きはトルコ議会の管轄下にあることを強調した。
これに先立ち、トルコ議会の外交委員会は、スウェーデンのNATO加盟を承認する法案を可決した。さらに、両外相はガザ地区情勢についても協議した。
スウェーデンとフィンランドは、ロシアのウクライナ軍事作戦に伴う安全保障上の懸念から、2022年にNATOに加盟することを申請した。当時、トルコはフィンランドのNATO加盟を承認したが、スウェーデンの加盟申請には反対した。
トルコ政府は、スウェーデンが、トルコ政府が2016年のクーデター未遂事件の首謀者と疑っているクルド人グループや聖職者フェトフッラー・ギュレンに近いグループなど、トルコ政府がテロリストとみなすグループを保護していると非難している。
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